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2017.12.06 09:50

霧立ち昇

 霧たちのぼる風景に思い出すのは、懐かしき岩泉町の母校の校歌です。後に続くのは「うれいらだけ・・・」です。でもその後の続きが全く出てきません。時がたてばこうして頭を離れる事の葉を懐かしんで追うのですが、緩やかなメロディーと気持ちを鼓舞する音律だけが蘇っては直ぐに消えていきます。青春の想い出は、この景色の情景に同じく儚さであるように思うのはうら寂しいですから、青空を見上げる眼差しの様にキラキラと輝きたいものです。季節は冬になりましたが私にとっては、小春日和の窓側の温もりが妙に切なく、父や母に優しくしてもらった頃を懐かしく振り返ってしまう癖の出る季節です。