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2018.03.11 10:26

台所の一万年

 今、とても面白くて読み込んでいる本が「台所の一万年」といタイトルの本です。写真のガラス窓の向こう側に見える煉瓦の竈は現在も使用可能です。という具合で、そうした調理場の変遷の歴史が書かれた本だとばかり思っていたのですが、内容はそうした上辺の事ではなくとても奥の深い「生きるとは何か」と云ったものでありました。正しく私たちは食べることで生命を維持しています。しかもその食べるものは、人間以外の生き物の命を頂くものであるのです。牛や豚を食べるにも、その食べる瞬間まで長生きさせて置けば冷蔵庫はいらないし、一番美味しく内臓も捨てずに全て大切に食べることが出来る。毛皮を剥いで鞣して服にも出来て書物にもなったし、シッツポの強毛を筆にしたとか、魚の頭や内臓の荒汁すまし汁。骨を良く焼いて砕いてふりかけにしたなど、現代のごとき生ゴミにはしない食べ尽くす術とコンビニやスーパーで期限切れを捨てる事とは全く違う生き方をしてきた台所事情の一万年が描かれていたのです。今日は東日本大震災から7年になりますが、電気に頼る現代の危うさの中で便利を追及して生きる工夫もせずに、生きるためには食べなくてはならないのに、余れば捨てるお店の棚に食材が並ばないと困るのが狩猟や農業を捨て忘れた現代人なのです。今一度、何故生きるのかどう生きるのかを今日は良く考えようと思います。こうした本の数々を板倉に並べて好摩図書館にしてみたいものです。ついでに間取り集や家造りのポイントなどを書き記したものを並べて、閲覧できる場所造りも良さそうではないでしょうか?そこには木工体験作業場も併設されて、DIY方法の知恵提供とか道具の貸し出しなど面白いと思いませんか?