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2018.05.19 08:52

可憐

 自宅玄関アプローチの入り口で静かに咲く可憐な花の名が分からずに毎年過ごしながら愛でて来ました。好摩の奥の盛土には勿忘草が綺麗に地面を埋め尽くしています。我々人間も地球上で綺麗に見えるでしょうか?姿形ではなく、内面からの輝きで大地を満たすことが出来ていればどんなに素晴らしい事だろうと思いイメージしてみます。そうすると、案外この名も知らずか忘れた花のようなものかに見える人も居るのではないだろうかと考えが横に逸れて行きます。私は子供の頃、踏みつけられても立ち上がる雑草にその生き様を感じてジット観察していたのが思い出されます。学校でいじめられたりしたときなど特に悔しくて踏みつけられたタンポポを見ながらそれでも茎を伸ばして立ち上がる姿に感動していじめられた自分を重ねて比べたりしたものです。その後、その辺の棒きれを手にして、帰り道の草や木を叩いていると、「痛い痛い」との声が聞こえたのです。そうすると急に寂しい気持ちになって叩くのを止めて棒きれを投げました。今でもあの時の声が耳に残っています。自然界には、花も草も樹木も全て意思があると思います。