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2018.06.01 10:01

刻んで刻んで刻む

 現在の好摩の当社作業場では、70歳の棟梁指導の下で、20代の若手大工が集い、仙北の新築現場に向かう構造材を刻んで刻んで刻んでいます。とにかく次から次に刻むので、同じ身動きの連続なのですが、それで体が覚えて行くと、次第に頭で考えなくても手が適正に動くようになります。そこで大切なのが道具の手入れです。よく切れる鋸や鑿に良く削れる鉋を手にしていないと、一連の身動きが潤滑に出来なくなるのです。若手大工が一堂に介して本物の木を刻む姿には感謝の気持ちが込み上げてきます。次世代を担う職人の育成が今後の日本の為になる筈だと私は信じています。来春もここに新たな仲間を迎い入れる予定です。この日記を見て、我もと思う人が居るならば、中途新卒問わず大歓迎です。