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2020.01.20 10:35

阪神淡路大震災慰霊の集い

 17日、神戸に行って、阪神淡路大震災から25年の日に開催された集いに参加し、献花してきました。災後という言葉が聞かれる中で「災間」と云う言葉も生まれたそうですね。確かに我々は平成7年1月17日から平成23年3月11日の東日本大震災大津波までの16年間をもがくかのように生きてきました。そして再来月にはあれからまる9年が経とうとしています。日本は今どこで新たなる大きな地震が起きても不思議ではない状態ですから、正しく災害の間を生きているのだと感じます。我々の業は、住まいを建てる事なので、住む人を安全に守れる耐震性の高い住居を造る事を聖使命と捉えねばならないと思います。伝統の木組み渡り顎構造はその強さが知れ渡り始めてもいますから、地震の多い日本で長きに渡り受け継がれてきた大工の技術の継承の中で、確かなる災間を耐え凌いできたものではないでしょうか?そしてその時々で、改良工夫もされてきた筈です。大工の伝統を守り伝える意義をそこに感じています。









 5時47分に黙祷し、その後鎮魂の法要の祈りへと時が流れて行くのでした。



 時刻はまだ午前6時、夜明け前の空には三日月が高層ビルの上にありました。25年でこんなビルが林立するほどに復興を遂げた神戸です。