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2020.03.16 10:13

無垢材の扱いの無限性


 ネイティブアメリカン「オジブワ族の祈り」のコピーですが、「あなたが創り出したものを、私の手がていねいに扱うことができますように」との言葉が書かれています。そこで、次の写真です。

 色々な加工をしていると、右のような薄いものが出てくることがあります。教えないと、割って捨ててしまおうとするので、若手社員全員をここに呼んで、左側の神棚を見せながら、無垢の材で捨てるところは無いのだと諭しました。扱う人間が、何とか使おうと意図する事で、この様に色々なものが造れます。逆に、造ろうとして、こうした材を準備するのには難儀するものです。須らく各種作業で発生する無垢の物は取り置いて大切に保管する気持ちが大切です。自然界からの預かり物は扱う人間次第で無限性が存在しています。

 冗談で、「現場で出た合板の切れ端を枕の下に入れて寝たいか?この後ろのヒバの鉋屑なら袋に入れて香りを楽しむことも出来るだろう」と話しました。

 「無垢材に鉋を掛ける事はあるが、塩ビシートには鉋掛けしないだろう」とも話しました。

 そして、実際にこれと同じものを創る機会に恵まれる予定もあります。


 話が終わった頃合いで、専務が三時の差し入れをしてくれました。

 じゃんけんで貰う順番を決める姿が可笑しいやら可愛いやら・・・素直なうちに先の様な事を教え込みたいです。