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2020.05.26 10:22

蕨の灰汁抜き

 この時期は山菜三昧の山の幸を味わえる楽しい季節です。そこで、昨日は好摩の竈でお湯を沸かして、いただいたワラビの灰汁抜きをしました。その作業経過を楽しく眺めて写真を写したので、今日はそうした話題とさせて頂きたいと思います。

まずは水洗い、結構な量なので、自宅ではなくここだから遠慮なく出来るものですね。

 竈に火を入れて寸胴目一杯に入れた水を沸かしてお湯を造ります。竈は、大改修現場の古民家で、捨てるとお聞きして頂いてきました。誰もが、運べないだろう無理だろうと思った代物ですが、そっくり外して丁寧に運びました。

 準備した灰は、石窯でピザを焼いた時の楢薪の灰なので、綺麗です。

 笊で水切り、竹編みの笊も使うと便利です。

 水分を良く拭き取ります。餅つきの臼も使い様で便利です。手拭いもそうです。

 灰をまぶして

 良く手もみします。

 大鍋に並べます。この大鍋も解体現場での拾い物ですが、便利です。

 大量に並びました。

 蕨を灰でまぶす作業をしているうちにお湯が沸きました。

 お湯をかけて、灰汁になりました。

 蓋をして、一晩寝かせます。

 今朝蓋を開けると、真っ黒でした。蕨の灰汁抜き効果だと思います。兎に角手が掛かりますが、竈・笊・臼・大鍋と昔の道具は本当に役立ちます。家の台所脇に土間があるとか、水道のある軒先とか便利で楽しいと私は思います。そこに古いシンクなど置いたら更にまた嬉しくなりますね。