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2020.11.30 08:52

家の修繕は太陽との向かい合い

 木の家を建てる事は、太陽との向かい合いだと思っています。大きくは自然の循環との共生です。脱二酸化炭素社会に思いを深くしている時に、応援歌の様な詩に出会いました。そして、古民家改修現場では昔から当時の大工が手を掛けて修繕してきた跡に出会いました。木部は痛んでも直して長く住み暮らす事が出来る証です。大河ドラマや朝ドラを見ても、木の家の良さを感じますが、50年後のテレビ番組で新建材科学物質に囲まれた家屋が映像に上る事は少ないのではないだろうかとさえ思います。

家に使われる山の木は大地に根を張り水と太陽によって育ちます。そして樹木が生きる事は二酸化炭素を吸って酸素を供給してくれます。その山の循環に役立つのは木の家を建てる事です。

 金輪継ぎで腐食した柱の下部を取り替えた昔の大工の手業ですが、今現在でも丈夫で確りとしています。

 楔で締め付ける方法を考え出した先人の凄さを感じます。

 ここは柱に取り付いていた鴨居を外した刻み孔に埋木をして綺麗に隠した部分を古色仕上げした当社の大工と塗装職の仕事です。この埋木そのものは現地調達です。