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2020.12.15 10:47

ブルーライトアップ

 岩手県でも、医療従事者の皆様への感謝として、盛岡城石垣跡公園や、東北電力の鉄塔他各所でのブルーライトアップが点灯されていますが、私は1年前に凶弾に倒れた中村哲医師への思いが心の中を占めています。医師でありながら、自ら大型重機を操作して、アフガニスタンのカンベリ砂漠に水路を引き込み緑の農地に開拓した不屈の闘志と、飢えや疫病に苦しむ人々を救う為には診療所を造り薬を配る事ではなく、衛生上の根本原因となる綺麗な水の確保こそが本当の治療になるとの輝かしき慧眼です。そして、それを果敢に実行してきたのです。しかも先進国がこぞって戦闘を仕掛ける中、地域の農民の方々に武器を捨ててもらい代わりに農具やスコップを手にして貰い、皆で豊かに実る大地を造り上げたのです。現地の農民は、喜び、「戦闘では何も得られない武器はいらない平和に暮らせることが、農作物が造れることが幸せだ」と云います。水の惑星地球に生まれた私たちにとってのとても重要な事は、その水質源の維持なのは間違いない事です。コロナ過のいまだからこそ、清潔な暮らしが出来、綺麗な水が身の回りに溢れている事の素晴らしさに感謝したいものです。環境汚染同様に、食品ロス衣類ロスを続けていてはならないのです。



 木のお店に置きますので、宜しければこの絵本読んでみて下さい。コーヒーを淹れさせて頂きます。来春ですね・・・

 右が用水路を引く前の死の砂漠です。左は中村哲医師が用水路を引いて造り上げた緑の大地です。日本のジャカゴの技術と柳の木が活躍しているそうです。

 雲にも水が含まれていると学びました。その隙間から差し込む陽光に大自然の循環の仕組みの微に入り細を穿つ人知を超えたスケールを感じます。思わずコロナの終息を願い、中村哲医師のご冥福を祈ります。