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2022.03.05 13:25

端材利用

 新築及び改修工事で天井や壁に張り込んでいる杉板は羽目板と呼ばれるものですが、働き長さが1.8mなので、場所によっては短く切り揃えるケースが多くあります。時には20㎝30㎝の切り捨て材が発生しますが、無節の綺麗な材がゴミ袋に詰め込まれて戻ります。捨てるのがもったいなくて取り置き、写真の様な杉の木の箱を造ってみました。その中には、青森ヒバの良い香りのする端材を入れてあるので、スライド蓋をスライドさせて開いて香りを嗅ぐと、癒されます。そんな魔法の箱を創作してみました。木のお店でお安く販売しています。如何でしょうか?














2022.03.05 09:46

蔵改修工事の続き

 昨日の続きで、蔵の1階の荷物を片して床を取り外すと見事な栗の土台が見えて来ました。その写真と2階の小屋梁の写真も追加でご紹介させて頂きます。技術もさることながら、この木使いの知識はいったいどこから来たものかと畏れおおく畏みを申し上げたく感じます。100年前には現実にこの辺にあった技には間違いありません。エジプトのピラミッドも現実に存在するのだから昔の人が造ったことは事実でもどうやって造り上げたのかが分からないのです。同じくこの木組みの知識が何処から来たか分からないながらも、我々はこれをお手本として同じように造り上げる事は出来ます。多分昔から1000年2000年と真似をし続けて来たから技術が継承されてきたのだと感じます。それ故に、大工が無垢の木を手刻みで家を建て続ける歴史的価値を私は思います。