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2019.02.15 11:41

緑ヶ丘の新築

 緑ヶ丘の新築工事は2階の床下地と、外断熱工事が進みました。

 若手と熟練の大工が一緒に働く事で、良い仕事の仕方が伝わります。



 床構面の剛床も確保されて足場が良くなりました。合板の継ぎ目に転び止めの受け材を入れるのは、実付合板を単純に張り込むのと違って、強くメンテナンス性も良くなります。



 
 構造躯体には引き抜きを防ぐ為の金物類が外側から取り付けられています。筋違いの金物は、端部ではなく柱に筋違い本体を強固に結びつける専用金物が用いられています。写真正面の割り楔!これがとても丈夫なのです。昔の大工さんは素晴らしい技術を考え出していたものです。

 外断熱を入れ込むための下地を構造躯体の外からパネリードビスで強固に取り付けられました。
この際には窓の取付枠も同時に施工されています。筋違だけではなく、この柱と柱を結ぶ横貫材による耐震効果は雑壁同様にあると思われます。

 外断熱GW16kg品(24kg品相当)を100mm充填していますが、金物や構造躯体を包み込むので熱橋防止にもなると考えます。
 
 断熱を入れ込んで即座に防火構造のモイスを張り込みます。これにより防火性能のみならず、外壁の耐震強度も上がり、外断熱での外壁の予測される欠損防止にもなる筈です。外壁に木材を張る場合も認定されています。天候との勝負!急ぐ場面ですから、人数と手際と差が必要です。若手の活躍が嬉しくなります。

 即座にタイベック透湿防水シートを張り込んで断熱材が濡れてしまわない様に対策で来ています。

 サッシも搬入されて来ましたので、これらを取り付ければ外部が囲われて安心です。

 外断熱が進んだのを内部から見た写真です。