土壁の土を落とすと、竹木舞の骨組みが露わになりました。これを取り置くと、木舞の組み方の資料になるので、貴重です。でも、これまでの改修工事でも同様に取り置きのものがあるので、増えすぎても・・・との声もあります・・・たまには周囲の声に耳を向けねばなりません・・・。

入母屋の隅木がこれです。気仙大工の流れを組んでいると思うのですが、宮大工的な技術の粋を見せつけられました。

100年以上前の部分は金物も釘も使用していないので、取り外しも分別も比較的容易ですが、昭和以降の部分は釘が使われているので、難儀はしますが、現代のビスではないのでまずまず困難せずに外せます。

土壁の取り外しは格闘と呼べます。

床の間や出書院周りは丁寧に取り外して保管したいと思います。

天井を取り外すと、屋根を支える柄と母屋が露わになりました。

手壊しに取り掛かった現場の風景です。

手壊しに取り掛かった現場の風景です。

手壊しに取り掛かった現場の風景です。

足場の脇で梅の花が咲く写真が届きました。