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2017.06.28 10:11

杢創舎建築第一棟

写真の住宅は、杢創舎を立ち上げて初の新築住宅第一号です。夫婦だけの知る人もない小さな住宅会社に大切なお住まいの建築を疑うこともなくご依頼いただけたことに心から感謝しています。買い物で近くまで来て家の前を通る都度、頭を垂れる気持ちになってしまいます。この杢創舎日記で、私が脳卒中で入院し現在もリハビリ中だと知ったとのお手紙と、開運厄除けのお守りを同封して送ってくださいました。しかも、そのお守りを私の三女と同い年の娘さんが巣鴨のとげぬき地蔵尊まで行って買ってくれたのだそうです。その事が書かれた慈愛溢れる文面に目頭が熱くなってしまいました。左半身はまだまだ動いては来ませんが、お陰様でとっても元気にしています。そのうち乗馬練習の写真も載せれるかと思います。仕事も普通に出来る様になりました。好摩場内を歩き、整理整頓の指示出しや、積み上げた材料の確認をしているので、どこに何があるかを頭に入れて、材料出しも的確に指示できています。そうしながら、木の選び方なども伝授していきたいと考えています。私たち管理側自身が多能工であるべきだと思うのです。そう云えば6月20日付けの業界紙で、杢創舎の取り組む多能工が取り上げられていました。今後は、建設業の産業政策会議でも多能工の考え方が議論の位置付けにあがるかもしれません。
 A様のお住まいを建てさせていただいてから16年になる杢創舎もこのように業界紙に取り上げてもらえるようになれました。それもこれも、弊社に大切なお住まいの建築をご依頼いただいた多くの皆様のご恩のお陰と、感謝の気持ちが溢れます。なのにここで病気に負けてはおられません!心底、労わってくれた社員や職人スタッフの仲間共々、今後も、より一層頑張って前進したいと思います。日本の良き伝統文化を守り維持継承して、地域の自然環境を大切に、人様のお役に立てる企業にならんとの研鑽精進努力を続けたいと思います。いただいた、お守りを肌身離さず身に付けてまずはこの身の復活を遂げたいところであります。動けわが手よ!
※この頃は、私と専務だけで、藤原も大工の面々も誰も居なくて、設計から申請も一人でこなし、現場手配や段取りも自分で行い、基礎もタイル屋さんの応援を貰いながら、自分で作っていたんですよー・・・鉄筋加工を手曲機で、専務に手伝わせながらでした・・・休みの日には子供たちも手伝いに来て家族でワイワイしてたのを思い出します。