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2018.03.05 11:07

故郷

 今年の春、三女は大学を卒業し東京で働き暮らすことになります。再来週、その旅立ちの日を迎えることになりますので、その前に岩泉のお墓参りに連れて行ってきました。三女は、自宅のある上田堤町内会から会報の寄せ書きを依頼されて、「この春には東京で働き暮らすけど、そこで思い出すふるさとが、ここ上田堤だ」と書いていました。そうなのです。私たち夫婦にとっての故郷は岩泉町であり、先祖代々のお墓も岩泉にあるのですが、子供たちにとっての故郷とは違うのかもしれません。でも、私たちが子供の頃に遊んだ山や川も海も、銭湯の想い出も全てが岩泉町にあるのです。その思いは、この町の風景の中に置いて忘れることは無く、盛岡の上田堤にまでも持ち込んでいるのは間違いないのです。何かの折や季節ごとの先祖供養日に訪ねて、小さき胸に膨らました楽しさや悲しみの全てを大人気なく引き出しては長い時間の中でも決して色褪せることなく鮮明にページを辿れるものです。その引き金となるのが今日の写真の慣れ親しんだこれらの風景なのだと感じます。青春の真っただ中にいる娘の胸中に去来する思いは計り知れないのだけれども、今後お墓をどうしようかと悩みながらも、彼岸やお盆の家族の行事としてのこの地は私たち家族にとっても大切な場所なのかもしれないと思った一日でした。

娘が写した龍泉洞の空です。


龍泉洞の入り口のその上にも穴があってここも昔は入り口だったのです。


涙を流す目のような写真を写した娘です。