2017年05月
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2017.05.25 18:24

一升椅子

これは何だろうー?と思っていたら、この穀用1斗枡(こくよういっとうます)を椅子にしたいとのご依頼だそうです。どんな風に仕上がるかとても楽しみですね。木で物を作る事しか出来なかった時代の名残品の利用価値はとても豊富です。例えば、現代の再生可能エネルギーの代表格である太陽光発電パネルですが、耐用年数を過ぎるのは30年後ぐらいだと云われておりますが、廃棄時は埋め立てしか出来ません、今屋根で発電中の全てのパネルだと、日本で埋め切れる筈もなく、とんでもなく大変な未来が待っている訳です。さて、先の木の物であればそんな心配は一切無いし、再利用も可能で、しかも味わいがあるものに再生できる凄みもあります。日本は昔から木の文化が育まれてきた歴史がありますから、環境共生のその奥は深いのです。木を生かすには、扱う人の心根と良心が絶対条件となりますが、そうした人を職人を育成する会社たらんと思います。