2017年09月
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2017.09.14 09:55

夢わらべ

 数日休みを貰って、自主リハビリしてきました。特に、心の休日で、「影裏」を一気に読破したほかに「奇跡のシェフ」等々秋になじんで読書三昧の心の旅が出来ました。お陰で血圧も落ち着いたと思うのですが、昨夜のボクシング世界戦のテレビ観戦で心臓は張り裂けそうにドキドキしながら、手に汗握りの応援をしてしまいました・・・ところで、この写真の幸せそうに両手を合わせている童たちの姿に癒されて、この日記の10年を振り返ってみましたが、僥倖も不運もあった筈なのに、そのままに書くことは出来なくて、それとなくふんわりと触れるような触れないようなものとなっています。その為文章ではなく、写真からの思い出が、その時の情景が目に浮かんでくることに気が付きました。まさしく影の裏がそこには込められているのだと思います。
 話は変わりますが、今は、アウトドアブームの様相ですが、岩手に生まれ長らく岩手に暮らす身の上としては、普通に遊んでいた事なのだと思います。都会暮らしの影にも裏が見えてくるものです。神仏への祈りにも、世の苦しみ悩む人々への思いを忘れ、我が事のみの平安と幸福を求めて手を合わせてしまうこの小さきものに似た僅かで小さな利己主義の塊だとしても、仕合せそうな笑顔が写真の様に集まることで、全体が輝いて見えます。一人一人の笑顔が集う世の中になれば、世界が輝くのだと思われます。何事にも、光と影があり、そしてまた、その影にも裏があるのだと、芥川賞受賞本を読みながら思いました。