2019年04月
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2019.03.01 09:53

指定講習

 昨日は、建築士の指定講習を受けてきました。会場に付き受付をすると、二冊のテキストを手渡されて、「会場は2階です。そこの階段を上がってください」と云われましたが、私は右手に重いテキストを渡されて持っているので、階段の手すりに掴まりながら階段を上がることが出来なくて難儀してしまいました。でも、同講習を受ける人にテキストを持つのを手伝っていただいて、何とか2階に上がり、無事講習を受けることが出来ました。そのビデオ講習の中には、建築士としてバリアフリーに考慮した設計に取り組むことも社会的義務との説明をいただきながら。ここの会場は障害者への配慮は全くないよなーと感じた次第です。世の中に、建築士をたくさん輩出している学校なのになーと皮肉って考えてしまいました。エレベーターが欲しいわけではなく、テキストを机に置いてくれれば良かっただけの事なのですが、意外と自分から言いにくいものなんだなぁーと感じ、割とそうしたことが多いのかもしれません。建築士の倫理感についても触れられておりましたが、この身になってはじめて分かる事もあります。講習会の中で、耐震に関して、熊本地震の最大地震力に対して、建築基準法の壁量では耐力が少なかったとの説明もありました。今後震度7に耐え得る住宅を造るには耐震等級3クラスを目指した方が良いとのお話もあって、今後30年の間に青森県沖や岩手県北沖の海溝での巨大地震の可能性が90%とのニュースを聞いているので、今後全棟構造計算を行い、雑壁も考慮した住宅造りをして行こうと感じました。構造計算ソフトを活用しますが、その為には基本的な計算の基礎を知っている必要があります。大工の技術を数値で担保する凄い時代になりました。新しい元号の時代に、全棟構造計算する様になる新旧の融合力を磨きます。