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2020.05.30 09:54

杢創舎場内散歩

 左半身麻痺となってから4年間に車椅子を卒業し、杖無しでも歩けるようになって、最近のリハビリは走るところまで来ていますので、自主的な毎日のリハビリで当社場内を散歩する事が多くなりました。そうすると、毎日色々とたくさんのカメラ目線が増えています。今日はそうした日々で写した写真をご紹介させて頂きたいと思います。

3000坪の場内でも所狭しと車椅子で走り回る車椅子大工の大和田洋平です。

 時に、率先して材料の無節有節材の仕分けをしている姿もあります。

 その車椅子大工の本職はその名の通り大工です。次の新築工事の墨付けをしています。一人で、この材を上げたり下げたりしている姿には驚きと、人間の際限なき可能性をも感じる事があります。

 カメさん象嵌ですち。

 栗材の洗面カウンターを製作中でした。私がこの業界に入った頃は、材料に節や穴があると、使えない材料と教え込まれましたが、その節や穴を埋めるなど人間の方が工夫して創作デザインする事で、自然からの産物を生かして扱う事が出来る様に今現在は成長できました。

 クジラさん象嵌です。この技術を伝える事は、木材の価値を上げて行くことに繋がると思います。人間と自然との繋がりと融合が生まれると思います。

 中笹間から外されてきた茅葺屋根の下地木材が良い表情の古木に変化されていました。当社塗装職人の腕前とセンスです。何時かアート作品が出来そうな気がしています。

 背板や樹皮を燃やせる焼却炉が届きました。認可があるので、合板類やプラスチック類の焼却も可能との事です。

 ここでお湯が作れます。冬場の暖房や凍結路の融雪に井戸の水を使えるので、背板の有効活用が狙えます。何時かは発電にもと考えてはいます・・・

 煙が出ません。

 背板は燃やすだけでなく、綺麗に積み上げて薪としても販売いたします。薪ストーブの着火用や薪そのもの・バーベキューの薪などに如何でしょうか?案外彫刻も楽しめるし、アイディア次第です。

 ここが背板の玉切り場です。