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2020.09.01 08:32

森・人・地域・再生シンポジュウムin遠野2020

 先週土曜日、遠野で開催された表題のシンポジュウムに参加聴講して来ました。「絶望の林業から希望の林業へ」と題された著名なジャーリスト田中淳夫さんのお話や、私の机にもある「樹と暮らす」著作者の清和研二東北大学農学部教授の講演を直接聞けてとてもいい勉強をさせていただきました。その時に写したパワーポイントの一部を今日の写真で使わせて頂こうと思います。写真下の解説は私個人の感情や聞き取りなので、公演のお話との違いはありますが、ご容赦ください。



 絶望の林業とは、恐ろしき題材ですね。でも「希望」もあります。その希望とは、木の良さを見詰め直す事の様に感じるお話でした。

 コンクリートと比較した木で構成された空間の良さの表です。

 分かり易く拡大してみます。

 ハウスメーカーの嘔い文句の抜粋との事でした。自然素材の良さを木を扱わないところが上手く表現しているのは、人が何を求めるかを知り利用しているからですね。

 一本の木から何が作れるか!これはとても大事な資料写真だと思います。我々も一本の赤松の幹から梁だけでなく天井板や椅子や箱を造ります。

 林床を利用した紫陽花園があるそうですね。山と人が関わって来た時代背景が新しい時代に入って来た感があります。里山から遊山へと・・・

 上記がドライフラワーにも出来て、商用化の道もあるとの事です。

 費用面では、新たなる林業の希望にはなりそうです。でも伐ると育てるは違いますね・・・

 左は市販の腐葉土で輸入品が多く、新たな公害の懸念もあります。右は森林が毎年繰り返し地表に積る落ち葉や枯れ木・枯れ草などを、主にキノコ菌が分解して育ち、それらが多様な土壌微生物間で循環利用されることで清浄で豊かな土壌生態系を作った土そのもので勿論国産肥料土です。私的には左が絶望で、右が希望です。