2021年12月
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2021.11.01 13:13

木材の清め

先週末の土曜日、東緑ヶ丘の新築工事の木材の清め式を行わせて頂きました。生きとし生けるものへの感謝の儀式であり、建てる家に使われる柱や梁の樹種やその木の謂れの説明をさせて頂く県産材を扱う上での出所がきちんと説明されるとても大切な瞬間です。そして嘘の無い真正直で正真正銘の地場材を説明していると、例えば赤松の前に立つと「この赤松が、85年盛岡市を水害から守ってくれました。」と必ず言わずにいられなくなるものです。お神酒と塩で木材の清めを行いがされた後、チョウナ立の儀を行います。これは、木を伐り倒す際に刃物を入れ込む人の気持ちの中に建て主さんのことは無い訳で、そうした部分を綺麗に白紙にした後は今後刃物を入れる大工の手と心には、施主さんの為に良い家を建てさせて頂きたいとの善の気持ちのみを込めるとの意味合いで、初の刃物入を行う事と相成ります。