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2018.08.15 13:45

断熱工事

 杢創舎の壁断熱はGW200~220mmの充填と外断熱の併用です。
内部の柱間に100mm~120mm充填して防湿シートで包みます。構造体外部を更に100mmで被い込み、透湿防風シートで包み通気層を設けてから外壁を張り込みます。これにより、構造躯体や金物の熱橋を防ぎ壁内結露を起こさない様に考えられているのです。以前は、断熱と云う考え方が疎かにされていた時代が長く存在しましたから、古い住宅には断熱工事が施されずに冬寒くて凍える住まいが多く、家を建て替えようと思う理由の大半が寒い為となりました。住宅金融公庫仕様で幾らか断熱という考え方が広まり、国が色々な断熱基準を定める度に、その基準を満たさない古い性能の家が増えて、遅れを取った建て主の気持ちを救う術は見当たりません。省エネ基準が出されて今ではそれも古く、次世代省エネ基準が当たり前になりましたが、岩手県内すべての住まいがその性能を満たしているかどうか疑わしきところもあります。そしていよいよ2020年には改正省エネ基準が義務化になりますから、建築基準法で厳格化された断熱性能の住まいしか建てられない事になります。当社では、どんどん基準が変わる度に古い性能の住まいを建てるのは地球環境を考えても良くないと思い、基準値を上まわる高性能の家造りに取り組んでまいりました。なので今現在新築でも大改修でも2年後の日本の定める省エネ性能は担保出来ています。更に大切なのが、そうした工事を行う職人の心と技です。以前の様に嫌々施工する人は居なくなり、重要なところを心得て、確りとした施工を笑顔でしています。しかし、2年後は益々住宅が高くなる気がして、恐ろしいですね・・・