Show navigation
Hide navigation
前のページへ
トップページ
杢創舎日記
2018年06月
日
月
火
水
木
金
土
新着記事
最近のコメント
月別
カテゴリ
生出湧水
| Main |
仙北の建て方
2018.06.19 09:35
湧水
昨日の地震も痛ましいですね。お陰で今朝の半分青いは昨日放送されないところと本日分の二本立てでした。それとは無縁ですが今日の写真もまた生出湧水で写した湧水の風景連日での二本立てです。奥の上流にある池を眺めていると水面がゆらゆらとして、池の底から水が湧いてきているのがわかりました。今読んでいる本は「エゴロジーのすすめ」ですが、陸前高田の槻沢で遊ぶ沢登りなどが書かれています。風工房に集まる人々のおすそ分けの絆とか、元祖田舎者の私には心打たれるものがあります。引っ込み思案の人見知りでの20代の東京暮らし、馬鹿が付くお人好し者は、会社から工期の無い建売物件5棟を強制的に担当させられて、見知らぬ土地東京都葛飾区で365日一日も休まずの奮闘の毎日でした。全国展開する〇〇ハウスだったので、北海道から九州までの全国の大工さんが日替わりでやって来るのです。私はその大工さんの宿泊や昼食の面倒含めて現場の収まり説明で明け暮れていたのです。終いには自分でも現場作業も行い、気が付くと疲れて現場で寝て朝を迎えた事もありました。何より、10時15時の休憩での一服時間には自腹で飲み物などを買って大工さんを労っていました。と云うか、お別解を使わないと話もしてくれないのです。その為給料はあっという間に底を付き無一文状態になり、頑張ろうと思っても、慣れない土地東京に泊まり込みで来た職人気質の大工にとても厳しく怒鳴り付けられて「こんな仕事は無い!」と罵倒される毎日とお別解に終始する惨めな疲弊する日々に呆然としながらもなんとか2棟完成させて、休暇を貰い故郷に帰省したのですが、今でも思い出すのが、この本の中にある様な野山や川を見てとても癒された思い出です。残り3棟は会社で他の誰かに見てもらい進めておくとの話でしたが、休んで心と体を癒し現場に戻ると、全く手付かずで、終わる見込みも分からない現実が待ち受けていたのでした。流石に怒り心頭で支店長に抗議して、退職するしかない憂き目を味わいました。その後宿無し無一文にはなりましたが、住み込みの弁当配達に居酒屋でのバイト暮らしでお金を貯めて、奮起して構造設計事務所に勤め構造計算を学んだのです。でもあの辛い時期に田舎に帰省して一人沢登りをして遊んだ楽しさが忘れられずに岩手に戻り、今があります。なので、今読んでいるこの本に書かれている内容がとても良く理解できて嬉しく思います。長文で私事の羅列ですみませんでした。生出湧水良い所ですよー
comment(0)
© 2016 杢創舎 2007.07.11~
管理画面