現在の当社作業場は、大工の手刻みの熱気が充満しています。その横で墨付けを進める車椅子大工の色々なバカ棒含めて手道具を卯使う作業写真と共にご紹介させて頂きます。

渡り顎で組む構造なので、梁同士の高さに段差が生じますから、そこをはじめから計画して墨付けを進めます。それが無いと途中で訳が分からなくなってしまいます。とても重要な定規を造る事も墨付けの要諦です。

鑿と玄翁は大工の手道具として一番かもしれませんね。

これを持たない大工は一人も居ません。

そしてやはり鉋です。手道具は使う事が本当に大切です。

光付けには指金!曲り尺とも差し矩とも矩尺とも様々な呼称があります。
無くてはならない特別な手道具ですね。

墨付け大工のみならず、刻み大工も指矩を使い加工墨を付ける場面があります。車椅子大工は必ず寄り添い見詰めています。


疑問あれば聴くの姿です。次第に若手も墨付けが出来る様になる道筋ですね。

車椅子大工も手道具を扱います。この他にももっといろいろありますが、またの機会にさせて頂きたいと思います。