先日、秋彼岸の岩泉町に行きましたが、岩泉線の橋が一部解体撤去されていて、その姿が無性に寂しくて、工事現場方面に進路を変えて、部落を走行してみると、稲を干す昔からの光景もそのままで、故郷の変わる姿と変わらない姿の双方を見詰めて来ました。何もない大自然と暮らす村に、人々の生活の助けとなる電車が走った日には皆で旗を振って大歓迎したのですが、一度土砂崩れや大雨自然災害が発生すると在りし日の姿は無残にも消え失せてしまいます。それよりも、根本原因は誰も乗らなくなった人的原因が根底にあります。一家に何台も車がある便利な時代に何を残せば良いのでしょうね？

24日日曜日は良い天気でした。渋民地区の田圃も稲刈りが始まっています。我々は、朝の涼しい時間帯で草刈りに励みました。

鹿角の新築現場で、お施主様ご家族皆様の手形押しイベントが開催されました。
木枠の額と型取り土は我々が準備させて頂きました。竣工間近な工事現場の仕上がり状況をご確認いただき、とてもお横日頂きながらの楽しい手形押しイベントでした。担当は安藤でした。

はじめて柳沢朝市に行ってきました。カゴ編み教室に通っている方もお店にいらして、色々と美味しく頂きながら、会話が弾んでいました。

左半身麻痺となって8年が過ぎて、車の運転が許されないのでこの間車に乗るのは必ず助手席です。なので、運転せずに車窓から空を見上げて写真を写す機会が増えました。先日の岩泉街道の帰り道は、彩雲・躍動雲・夕焼け雲と凄い景色のパノラマに魅せられました。

秋彼岸でお墓参りに行った岩泉町雲岩寺です。この地域の大工技術の高さを垣間見る想いになります。

昨日の岩泉街道では、刈り取った稲を干す稲架け風景が所々にあって、刈り入れが勢いよく進んでいる様でした。道の駅や産直には茸が出ています。

昨日は、岩泉町での新築工事の建て方でしたので、応援と休憩時の差し入れに行って来ました。お彼岸と云う事もあってお寺にも行くついでにもなりましたが、一昨日の大雨とは違い晴天の良き建て込み現場でした。熟練大工指導の下若手大工が集結して頑張っていたのが眩しくて、この段階が大工の華ですね。

先日、盛岡市町家で名高い鉈屋町に行って来ました。町家サロンのピッピさんからの栗絞り出来たよの御誘いを頂いての訪問でしたが、御本家が仕方が無い事情合って解体されているとのお話で、現場を見せて頂きました。なんとも素晴らしい建物なのに勿体ないと思うのですが、老齢化社会が迎える現実の寂しさを実感する次第です。持った若き世代が活用方法のアイディアや働く力を発揮出来たら良いのにと思いました。

毎月恒例の寄せ植え教室が昨日開催されていました。そこで、飛びつく様に陶芸市で買った鯉の置物を飾ったり、人型のストラクチャーを置いてみたりしてしまいました。ところが鯉の焼き物が却下されて外されていたので、飾り棚に戻しています。

昨日の北上市へ行ったついでに展勝地で開催されていた全国陶器市も見てきました。帰り道の空はとても印象的でした。

昨日所用があって北上市まで行って来ましたが、道中の田圃では稲刈りが進められていました。そして、まだ手が付かない田圃の稲が倒れている景色が多くて驚きました。実り過ぎて重いと倒稲するらしいですね。馳せ掛け風景は日本の原風景です。未来に越したい景観ですね。道中に立ち寄った長岡産直の葡萄大賑わいでしたよ。

毎月第三土曜日はお休みとさせて頂いておりますが、打ち合わせが入ってカゴ編み教室もやっているので鍵を開けに休日出勤もよくある事です。そのお打合せに可愛い赤ちゃんもいらっしゃいました。専務が喜んで子守させて頂きましたが、カゴ編み教室に通っている皆さんも同様につい数十年前を懐かしんでいましたね。そして、近くで評判のお惣菜屋さんの「生鮮三品のお店たかむら」がお母さん方の人気です。

相も変わらず毎日暑いのでエアコン設置の無い元倉庫の木の店の猛暑対策として、以前から近場に井戸掘られていたので、井戸水を屋根に散水しようと試みてみました。ところが、先日まで見えていた水が見えません・・・仕方ないのでもう一つの井戸から水を引き込んで試してみたいと思います。

水屋タンスの修繕及び再生に取り組んでいます。まずは洗って汚れを落として、釘など古いとこを取外してから痛んでいる部分を取り替えたり直します。木の製品はこうした事が出来るので100年単位で使えるしゴミになることがありません。しかもこの通り、手を掛けると素敵な表情が現れてきます。他場内を見渡すと木に囲まれて働く姿が各所で見られます。

多分啄木も眺めていただろうと思われる渋民の田園風景です。晴れていればこの先に岩手山が望める絶景地です。今年は見た目豊作ですね。

これまでの瓦屋根の改修工事で外した瓦の整備をしています。何時か必ず何かで使える事があると思っています。積んだ瓦が笑っている様に見えます。しかし、まだ暑いですね。晩夏の筈なのですが・・・

場内の板に巣を作る熊蜂が多くて木に空けた穴の部分を割ってみたら、部屋が有りました。虫も生き物ですから住まい造りに懸命です。9月から再開されたカゴ編み教室には、なんと長野在住の方もいらしています。型が必要な樹皮編みなので、当社の木の端材が役立つのです。皆さん楽しそうにマイバッグ作りに取り組んでいらっしゃいます。

　階段材の加工をしている大工から蹴込板が無いとの相談を受けて、場内を見渡すと無い筈が無いのです。「ほらここにまるで待ってたかのようにあるじゃないですか」と云えば「ほんとに俺の為に準備されてたようだ」と笑って答えるのでした。写真のこの端材板は、先日の天井板様に木取りした赤松板の切り落としなので、最後の最後まできちんと使い切る事になります。本当に貴重な材ですから無駄には出来ませんね。同様に家具担当職人も場内の色々な端材を剥ぎ合わせしての窓枠材造に取り組んでいました。一切無駄には致しません。

季節は巡りますが、その季節感を壊される日々が続いています。それでも朝晩はさすがに涼しくて秋の気配は感じます。