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2021.07.31 09:41

定板

 気仙大工伝承館に、大工が墨差しで書いた構造図面が展示されていました。現代的には伏図と呼ばれるキャドで紙に書かれているものですが、昔は木の板に墨付け大工棟梁が指図を含めて書き込んだものです。この「昔は・・・」と云う言葉がやたらと多くなりました。古き良き時代がすべて良い訳では無いと思いますが、こうして何か一つが無くなる事で遠い先には全てに影響する事もあるほど、重要な所だったりもします。千数百年続いたものを失った無念さは時代検証されて行く時となりました。大工から板図を書く事を取り上げて設計士が伏図を書き始めると、プレカット屋がそれを受け継ぎ、木材も四角いもののみとなって外材主流の安さ速さを競争する24時間止まらない不夜城と化しCO2大量排出量産の家造りにしてしまったのが、この定板を取り上げてしまった頃が元凶です。元に戻すのは至難の業です。また、上棟式の祝詞も展示されていますが、私が毎回上棟式で奏上させて頂いている祝詞と同じでした。ここは大切に守り抜きたいと思います。








2021.07.30 15:07

続き

昨日の車椅子大工の椅子造りの続きです。段々と形が出来てきました。














2021.07.29 10:44

車椅子大工家具造り

車椅子大工の家具造りは納期も迫り、追い込み状態ですが、流石に応援の手を借りないとままならず、当たり前の健常者感覚との相違が見て取れてしまうのですが、差別意思を抑えて仕事をさせる側にはある種の罪悪感をこうして書きながらも感じてしまいます。それ以上にこうして頑張る姿には毎回勇気を貰います。






















2021.07.29 10:09

届いたご神木

昨日例大祭が挙行された川留め稲荷神社ですが、前回ご紹介させて頂いたご神木も無事届きましたので、自社で丁寧に製材保管していつかは何かのお役に立たせていただければと思う次第です。




2021.07.28 15:08

川留め稲荷神社例大祭

本日は、川留め稲荷神社の例大祭でした。伐採されたご神木は当社に届いていますから、確りと大切に扱わせて頂きますとお祈りさせて頂きました。そして、フェンス工事をご依頼いただき工事完了部の確認と切り株の確認も同時に出来ました。





 この欅の根が張って縁石を持ち上げてしまったのが支障木とされた理由です。



 本当にスッキリとしたので寂しくもなりましたね。

 以前はこの波トタンの塀でしたが、腐食していまにも吹っ飛びそうでした。

 フェンス業者さんは職人不足で手が回らないとの事で、自社で取り付け工事をさせて頂きました。人手不足の大変な時代へと進んでいるのを実感しました。

 現地が以前に比べて明るくなった様に感じます。
2021.07.27 10:12

クラムボン

盛岡市の老舗珈琲店クラムボンに行って独特なウインナーコーヒーを飲んできました。感染対策バッチリで、盛岡のお店の意識の高さを感じましたが、残念ながら岩手県は10人越えのニュースが続いています。サイレントキラーの如きコロナウィルスです。







 グラスですがホットです。そして、とても美味しかったです。
2021.07.26 10:02

山羊

 オリンピック開幕のお陰で、四連休させて頂きました。中々長期休みや土日の休みも取り難い建築業界なので、時代の流れに従い思い切っての連休とさせて頂いた次第です。40年も前ともなれば、休まずに人の倍働く事が評価の対象となっていたものです。職人はとにかく人一倍働いて早く仕事をこなす事が一人前の証で、収入もそれなりにあった古き良き時代の感覚呪縛から解き離れたいと思う次第です。時代の流れと変化の大嵐を感じています。さて、今日は山羊の写真を使わせてもらいます。





 赤とんぼも出て来て、季節は次第に秋へと向かいますね・・・


 カブトムシも熱波でダウンしていました。





 ワニの様な?

 

 トンボの大群を写したつもりでしたが・・・
2021.07.21 14:13

猛暑日の夕方帰り道

とても暑い猛暑日が続いています。そうした日の夕刻の帰り道の風景です。








2021.07.21 11:36

学生の現場見学会

昨日も猛烈な暑さでしたが、浄法寺の新築現場には、岩手県立二戸高等技術専門校建築科の学生18名と引率の先生4名の総勢22人の建築現場見学研修がありました。日頃から建築を学んでいる学生を前に私が建物の大枠を説明する事に加えて、断熱性能を確りと造り上げている事と、使われている樹木の事も話し、引き続きで実際に墨付けと刻みを行った大工にその秘儀なるところをも説明させて頂きました。写真のこの中から、日本の建築を担う若者が育ってもらえればと切に願う次第です。













 炎天下の浄法寺、トンボがたくさん光りながら飛んでいました。
2021.07.20 17:11

猛暑日の山

猛暑日の空は雲一つなく、西の山の上には雲があり、東の山は霞んでも見えました。





2021.07.20 09:30

梅雨明け梅干し

 梅雨明けで、猛暑の続く毎日です。梅雨明けと云えば我が家の恒例で梅を干す作業が始まります。そして、茅を積み上げた場内では、カブト虫が孵化して飛び始めていました。夏の風物詩の始まりです。

















2021.07.19 11:44

暑さにめげずカゴ編み

先週の土曜日もカゴ編みしていましたね。暑さにめげずに取り組んでいる方々を気にして、扇風機もお目見えでした。












2021.07.19 09:13

あっちもこっちも車椅子大工

家具造りしていた筈の車椅子大工ですが、プレカット材が運び込まれて、手刻みとのハイブリット構造なので、一度終えている手刻み構造との絡み部分の墨付けを急遽行っていました。あっちもこっちもと大忙しで働く車椅子大工でした。


















2021.07.18 10:40

板塀20年普請

 20年前の杢創舎創業間もない時に新築住宅をご依頼いただいて、板塀も造らせていただいたのですが、その時は私と専務二人で、現地でのインスピレーションと木の長さを合せ乍らの自由気ままな創作でした。20年が経ち痛んで来たので当時のままに再現する板塀普請をご注文いただきました。とても有難い事と、専務と二人で仕上がりを見に向かう道中は当時の想い出話で盛り上がりました。家を建てるとは、ご家族皆様の今後の生活にも関わる高額で高尚なる人生の大きな普請事業となりますから、その住まい造りを託して頂ける事の有難さ畏れ多さは、一言では言い表せないとても重く大きな責任と使命感を感じるとともに家を建てさせて頂ける嬉しさに心が満たされます。大工の手による伝統の木組を意匠的に室内に表す耐震性が高く美しい構造躯体を確りと計算された断熱で包み込み、誠意を持って気密処理を施工する伝統と現代の新技術を融合一体化させる事での省エネ住宅への理念がこの時からありました。感謝の思い一入です。
向かう道中も帰り道も空には素敵な放射現象が見られて尚更に嬉しい日でした。

 ガルバリュウムの外壁は20年が過ぎても痛みや汚れも無く綺麗でした。










2021.07.17 12:00

夕刻の空上田堤から望む

 このところ、仕事と季節の自然の風景と分けて一日二度の更新をするようになってしまいました。特に昨日は盛岡市上田堤の自宅から望む西の空に目を奪われました。夕日が沈む時刻ともなると月が輝き始め、内惑星の金星も光っていました。今月は月と木星土星火星が連なる天体ショウもしそのうち見られるそうですね。このカメラでは上手く写せないと思うので、残念ですが今から楽しみです。











2021.07.17 09:46

浄法寺から姉帯へ

 浄法寺町上棟式の後、小鳥谷姉帯の改修現場を見に向かったのですが、走ったのは県道210号浄法寺線でした。対向車が来ませんようにと祈りたくなるような狭道で杉林の崖っぷちをうねりながら抜けると高森高原に出ました。別名アブ高原かと思うほどのアブの大群に車を包囲されてしまい、外に出て景色を楽しむ余裕はありませんでしたが、この時期以外なら良い所に間違いありません。そして、小繋駅側に出て小鳥谷駅前の通りを抜けて姉帯の改修現場に着くと、ジリジリと音が聞こえそうな夏の気配に、子供の頃遊んだ故郷岩泉町の熱い夏を懐かしく思い出せる様な所でした。改修現場は、綺麗な無節の杉板が張り巡らされた良い空気感の中をそよ風が吹き渡るとても気持ち良さを感じました。今月末完成予定です。


















2021.07.16 14:47

昨日と今日

昨日の門前寺地区と今日の同地区の風景です。同じ場所なのに見る時間でかくも印象が変わります。毎日この景色を眺めている住んでる人はいいなぁーと勝手なこと言っても当の住人のお話を聞くと水洗は来ないし光通信も来てない、冬は道が見えなくなるとのお話で御座いました。










2021.07.16 13:07

上棟式

 昨日は浄法寺町八幡館の新築工事現場で上棟式が執り行われました。ご契約時から正式な上棟式のご依頼を賜っておりましたので、吹き流しを上げて古来から伝わる大工の作法に則った上棟式とさせて頂きました。ご親族様御一党総勢15名様が集まる盛大なる式でした。ただ、コロナ過を鑑み場内での飲食直会は無しです。










2021.07.15 09:27

ご神木

 川留め稲荷神社の境内から支障木として伐採された丸太を見て来ました。見事な巨大木です。盛岡藩の時代から川が氾濫して難儀を重ねて来たとの歴史が物語る鎮守の森も90年の年輪が育つにつれて根が張り近隣の道路さえ押し上げる勢いともなれば、伐採も致し方なく思うのですが、ご神木ですから粗末にせず確りと生きた証を何らかの姿として蘇らせて参りたいと思いました。長材21本全て購入する予定です。



 杉の年輪は100年を超え、欅は90年位との事でした。

 アサダの丸太があります。

 欅の丸太に大人二人がすっぽりと入りそうな大きさです。


2021.07.14 13:48

鉄筋加工

 現場便りで、鶯宿の新築工事の基礎工事の進捗状況を掲載させて頂いておりますが、基礎工事は外注ではなく自社施工なので、基礎配筋も好摩の作業場で加工しています。鉄筋加工を行うのは、ウエイトリフティング200kgで体を鍛え上げたG・T君です。耐圧盤の地反力は大きな曲げモーメントが生じますから、基礎は総掘りで深基礎として内部立ち上がり基礎高さが高くなることで基礎断面を大きくしています。それに対する構造計算を行い、配筋を算定して、上部建物荷重を受け持つ基礎造りを行います。時に地中梁としたり、D16筋としているのはそうした構造計算から導かれていました。基礎現場のステコン打設が完了すると、これらの加工された鉄筋は現場に向かいます。









2021.07.14 12:22

好摩豪雨

 昨日の好摩は18時32.4mmと県内最高値の豪雨でした。雨が降り出す前の青空には大きな入道雲が湧き上がり、姫神山の麓から雲が登りあがり、正しくいまから降るぞの合図もありました。










2021.07.13 11:52

夕立ち

 昨日の帰宅時はにわか雨こと夕立でした。でも空は青空も見えての天気雨です。各地の災害に心痛む思いですが、自然をないがしろにした付けはかならずこうしてやって来ますから、正に人災です。と云ってもこれ以上被害が出ませんようにと祈ります。














2021.07.13 09:19

かご編み

 毎週土曜日に行われているカゴ編みワークショップに先週は、ご年配の樹皮採り名人がご参加されていました。鉈で胡桃の木の樹皮をしごいて鞣す手業には年季を感じました。また、五回目ともなると素敵に仕上げた参加者も居て、益々楽しそうな雰囲気でした。








2021.07.12 10:48

収納下部

カヤの木のカウンター下の収納も出来てきました。引き出しの前板は桂の木の板です。それを製作する同じ場内では、車椅子大工の家具造りも進んでいました。それも同じ桂の木なのですが、収納の引き出し鏡板は、古材の再利用品です。同じでも経年変化によってその表情にかくもの違いが出ています。









 古材と云っても由緒ある蔵からの逸品です。










2021.07.10 09:17

榧の木

 1階台所に食器棚付きカウンターと2階に手洗い付書斎カウンターを造り付ける工事をご依頼いただきました。そこで、カウンター材として準備したのが榧の木の板です。将棋盤を造る木として有名ですが、平安や鎌倉時代だとカヤの木で仏像を彫ったとも云われている現代では貴重な材となる筈です。丸太で届いた時は小口が赤くて驚いた記憶がありますが、鉋を当てた木肌は光り輝く様な感じで、大切にしたいものだと感じました。





 二枚合わせでカウンター幅を確保します。

 曲がりをこのまま利用して造ります。
2021.07.09 15:07

木組み色々

 潜造りに取り組む車椅子大工ですが、何時も一人と云うことは無く、誰か彼かが手伝います。こうして皆の協力があってきちんと造り上げる一体感が大工の木組みには存在しています。家具の仕口の傍にはこれから現場に向かう構造材の仕口も見えていて、木を組み合わせて使う技術の良さ凄さを感じるものです。木があっての職人であり、木に活かして貰える職人なのだと再認識しています。それは、木を使いデザインする我々設計士にも同じことが言えるのだと思います。












2021.07.09 11:54

浄法寺の新築現場

 現在浄法寺町で新築工事中ですが、無事上棟し、大工による屋根も葺き上げています。地域では七夕飾りが飾られて古からの風情が町に溢れています。そうしたなか、伝統の木組みでの棟上げも通る人々の目線を惹き付けている雰囲気でした。













2021.07.08 09:32

車椅子大工の椅子造り

車椅子大工の椅子造りが進んでいました。写真を見るだけだと、車椅子に乗り玄翁を振り上げて振り下ろす単純な作業に見えますが、健常者でも椅子に座ってのこの作業は、両足で立ち全身に力を入れて行う事と比べても力の入れ具合バランスに難儀するものです。よくやっていると感じます。


















2021.07.07 12:53

ダム湖を通る通勤路

毎日の通勤では、四十四田ダム湖脇を通ります。最近徳山村のダムに沈んだ地域に暮らしていた人々の事を取り上げている「ホハレ峠」を読んだので、四十四田ダム脇を通ると、目線と頭の中は、そこで暮らした人々や今でも上流の地域や湖畔近くで暮らす人々の方へと向かいます。ダムと云えば、岩洞ダムも気になって調べると、堤高ロックフィルダムで堆砂が遅く、無策放置で70万年との事に驚きました。見間違いでなく70万年です。しかし、今日は7月7日七夕ですが、残念ながらの雨ですね。大きな災害が増えませんようにと雨の空に向かい祈るものです。

 100年しか持たないダムを造り先祖からの土地を失い、未来へ付けを残したと悔いる御婆さんの心の内が記されています。

 時十四田ダムの上流の農家さんです。昔は山間だったと思います。

 ダム湖の水が無い日が続いています。今日は雨、少しは回復しましょうか?

 何時も通る春日神社脇のこの道も昔は山道だったですかね?

 昨日の空です。何がXなのか?



 空もまた、巨大な水瓶です。
2021.07.06 09:40

頼もしき面々

 先週土曜日、DIYでツリーハウスを造りたいとのお話の方々がいらしたので、取り置いている古材を差し上げるとその場でワゴン車に積み込んでいかれました。そして、製材の背板も使えそうな部分を選んでいかれました。世の中は、ウッドショックで大変ですが、なんでも直ぐに壊して捨てる社会から脱却して、使いまわして利用する日本古来からの物を大切にする仕組みを見直すことで、ウッドショックを軽減できるとも私は思います。場内では、車椅子大工の家具造りが進んでいます。この様に無垢の木があるから、仕事が生み出される事も自然の木の有難さです。タイトルは車に古材を早速積み込む面々と、障害に負けず頑張る大和田へ向けた言葉です。






 お宝の山と宣っていました。見る人により本当にそう見えるものです。




2021.07.05 09:57

北上の地鎮祭

昨日4日日曜日大安にて、北上長沼の新築工事地鎮祭が執り行われました。


















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