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2020.09.12 09:35

秋は夕暮れ

 暑い夏も一気に過ぎて、急に涼しくなっています。寂しいほどの変わりように感じます。清少納言は枕草子で「春はあけぼの 夏は夜 秋は夕暮れ 冬は朝」と四季折々の事を謳ったと思いますが、今を当てはめると秋は夕暮れなのだと思われます。一昨日は、ほんの一瞬でしたが、夕焼け空が見られました。










2020.09.11 15:43

太鼓梁墨付け

 車椅子大工が太鼓梁に墨付けを進めています。その様子を見ていたら、狭い場所でも見ⓖから左へまたは、その逆にと素早く回り込んで動いていました。まるで、一瞬消えて次の場所へとテレポートしているかに見えた不思議な瞬間もありました。













ここに居たかと思うと・・・この手の置き方が瞬間移動前の合図です。

 パット反対側に移動していました。

 この狭い所を自由に動き回りますから、凄いと思いました。

 付けた墨も笑顔です・・・
2020.09.11 12:19

どっちが先?

 鶏が先か卵が先かの例えに倣い、古い建具を見ていて思ったのが、この手仕事で造られた古い木製建具が作られた時代には便利な電動工具は有りませんでした。では何故現代には色々な電動工具類が出て来たかです。難しい手仕事を誰でもこなせる様にと工夫されたとして、機械が目指すお手本となったのが昔の人の手仕事の妙技だと思うのです。間違いなく人の手業が先にあってのことなのだろうなと感じた次第です。それはプレカットにしても同じ事なのですが、何かが違う部分があるのです。

 障子の中帯ガラス木枠はケンドン式になっています。その溝を掘るにも鑿で丁寧に行ったと思います。

 ルーターは手軽に早く溝付きが出来るし、丸くくり抜くにも便利な道具です。

 

 これもまた100年も前の雨戸の戸袋です。この手仕事も見事ですね。



 これを修理再生して使う予定もありましたが、そのお話が無くなったので、どこに使わせて頂こうかと現在思案中です。もっともこれを現代で造ろうとすればいくら工具が発達しても難しいですね・・・値段も付け難き特級品だと思います。
2020.09.10 17:30

長月半ば

 長月も半ばに入りました。まだまだ残暑厳しい好摩でしたが、今日ぐらいから過ごし易くなって来た雰囲気があります。
















2020.09.10 09:36

均しと芯墨

 ナグリ作業の後は、全体を均して、芯墨を打ち込んで赤松太鼓梁の体造り完了です。そして、車椅子大工の墨付けが進みます。

 









 鎌継ぎを柱芯で組むと柱ホゾが2枚ホゾになる墨です。


2020.09.09 12:08

ナグリ・ハツリ

 いよいよマサカリでのハツリ開始しましたが、大工的にはナグリと云います。二人とも安全靴を履いているので、安心ですが、考えてみると二人とも改修現場で釘を踏んで怪我したので、それ以来安全靴を履くようになりましたから、思わず笑ってしまいました・・・・

















 ナグリ削られた木屑を見ると凄い大仕事だと思います。

 最後に先輩大工が節部分の殴り方を教えていました。鑿で固い節を削るよりは効率よくハツル事が出来る様ですが、節部はやはり難しい所ですね。
2020.09.08 09:51

太鼓梁加工墨出し

 先週のタイコ梁の加工は小屋梁部分に配置する材でしたが、今週は2階床梁として配置する大きな太鼓梁の加工へと作業が進みました。まずは、加工墨を付ける仕事からですが、指矩若しくは曲矩と呼ばれる大工のものさしをよく使います。矩と云う字が使われるだけあり、90度直角に折れ曲がるとても便利な道具です。古くは奈良時代及び平安時代の書物に曲尺と書かれて「まがりかね」と呼称されていたとの歴史もありますから、これを最初に考え出した方はとても凄いと思います。そして、今でもその恩恵にあやかり使い続けている我々です。刻印されている目盛りは尺貫法です。1尺30.3㎝が表目で、裏目に、角目と丸目があります。角目は、表の√2倍の目盛で、直角三角形の斜辺が計算しないで求められ、建物の隅を墨付けするのに大変便利に出来ている代物ですが、これを使いこなせる職人は少ないと思われます。

 まずは、先輩大工のレクチャー

 車椅子大工も見守ります。









 熱の入った指導が続きます。



 次第に若手大工だけで取り組まれて行きました。

 この鉞で殴り込む墨を付けていたわけです。

 鉛筆なので、余分な墨を消して、何度も仕上がりを考えイメージしています。

 全員総意のイメージが固まった様です。





 車椅子での尺矩は直角を見るにとても便利です。

 
2020.09.07 09:48

秋空の眺め

2020何年はコロナ過が未だに終息せず、長梅雨大雨被害に引き続き猛暑に焼かれた日本列島も冷え込まぬうちにとてつもない台風の襲来までも来てしまいました。地球温高の原因の一端は私たち一人一人の生き方にも責任があるとは思い微力ながらも何かできないだろうかと考え込む日々です。そうした中で見上げた岩手盛岡の空と山の景色からは秋の気配を感じるものでした。そうした事で、自然の移ろいに目を向けて感じて暮らす事も良いものです。身近にあるものを大切にしたいと感じました。










2020.09.06 12:21

墨付け

 太鼓梁加工の指導をしながら、墨付けを進めている車椅子大工です。その奮闘の様子もご紹介させて頂きたいと思います。

 車椅子に乗りながら、マル鋸も使います。



 以前古民家の古材再生の体験もしたので、この様な曲がりの柱の扱いもお手の物になりました。

 若手大工が加工した太鼓梁の墨付けをしています。

 難しい部分がありそうですね。



 横になっていた太鼓梁を車椅子に乗りながら起こし上げた瞬間です。車椅子のブレーキを固定して、梁の重さに負けない様にしている作業だと分かります。そして、即座にブレーキを解除して、素早く動いていました。その無駄のない動きは見事です。

 後輩の指導をしながら、墨付けもして動き回る車椅子大工の運動量は半端ではありませんね。
2020.09.05 15:06

太鼓梁加工

今朝の続きで、太鼓梁でも平角でも芯墨を出すことが欠かせません。次はその作業風景をご紹介させて頂きます。

 面取りした太鼓梁に芯墨を打ったところです。

 太鼓梁断面から、中心を見出して水糸を張り込みます。

 水糸をダブルで引き通す事が、目線での見誤りを防ぎます。

車椅子大工はこうして必ず見に来ます。大事な所ですね。

 隣でも同じ作業が行われています。




 つかさず、車椅子大工は寄り添います。この狭いところも厭わず身軽に動くのだから、大したもんです。

 水糸はとても便利で、曲がり材を扱うには必需品です。


 先輩大工も必ず確認に来てくれます。伝統の継承とはこうした姿なのだと思います。


2020.09.05 09:55

太鼓梁

 引き続き太鼓梁体造りが続いています。木造でもS造RC造でも天井を張って構造を隠すと、何ら変わらない四角い部屋になるだけですが、当社では構造が見える仕上げになるので、構造木材も意匠的に綺麗に仕上げて魅せるものとなりますから、この段階から意匠的な加工が必要となります。

 この見える太鼓梁全てが露わしとなります。短く大きな梁は担ぎ梁です。

 中には6mの長材も配置されます。

 太鼓梁の配置打合せも1本1本丁寧に見て決めて行きます。

 この重い梁を製材するために運び出しているところです。

 大きく切り落とししたい時には、製材機が便利です。しかも使いたい墨を大工が出しているので、効率よく修正挽出来ます。そして今回は、製材機の台車の扱い方の説明が成されて、若手大工が自分で製材しました。こうして、製材機の安全な使い方を覚えて、来春入荷予定の丸太の製材も皆でしようとの事になりました。

 やはり先輩大工のお手本は有難いですね。







 平角に製材された物は、この台形部分が大きくカットされて小さくされた材が届きます。でも、太鼓梁ならここを残して丈夫な梁材として丸太をその姿のままに使う事が出来ます。
2020.09.04 11:52

太鼓梁

 太鼓梁の墨付けと体造りが進んでいます。車椅子大工もこの大きな梁をゴロンゴロンと回して扱う姿を見て「おい!大丈夫か!」と声掛けするほどビックリしました。若手大工も太鼓梁に接する良い機会です。四角く製材された梁との違いは、この木がどの方向に曲がり反っているか、どう育って来たのかが見て分かる事です。四角いと、反り具合が分からず、間違って上に反らず下に反る使い方をしかねない怖さがあります。普通は、節の流れや年輪の木目が、川の流れに様になっている部分で見分けますが、太鼓梁だと木自体の曲がり具合と木の水流の流れとの違いがある場合もあります。写真を写しながら会話を聞く私も勉強になります。大工の仕事を頭で理解して、記録に残すことで覚えています。

 先輩大工のマンツーマン指導です。

 車椅子大工も太鼓梁の体造りの墨は勉強中です。



 大量の太鼓梁が並んでいますが、全て岩泉の新築現場へと向かいます。







 梁全体の曲がりを調べてから、使いたい部分を決めて切ります。








2020.09.03 08:57

立ち食い寄せ豆腐

 また続きになりますが、遠野物語の館を出ると、外は厳しい残暑の熱波でした。そこで、目に付いたのが、「立ち食い寄せ豆腐」の登り旗です。豆腐屋さんに入って注文すると、良く冷えた寄せ豆腐150円をとても美味しく頂きました。こんな風に過ごした先週土曜日の午後の一日でした。






2020.09.02 18:26

遠野物語の館

 今朝の続きです。写真のみの連続で申し訳ございませんが、是非遠野にいらしてくださいね。その足で盛岡にも是非・・・
















2020.09.02 11:38

遠野物語館

 昨日紹介のシンポジュム会場前には、遠野物語の館があったので、シンポジュウム会場の冷房から逃げる様に出て来てしまい、物語の館を見学して来ました。歩いた順番での写真紹介になりますが、子供たちを連れてまた来たいと思いました。











 寒くて会場を出たのですが、今度は外が暑くて酷い目にあいました・・・



 ジャズ喫茶で一休み

 程よく冷房も効いて音楽も聴いてコーヒーを飲んでシンポジュウムを振り返る良い時間でした。

 まだまだ楽しいところがありましたが、続きは後ほどと云う事にさせていただきます。
2020.09.01 08:32

森・人・地域・再生シンポジュウムin遠野2020

 先週土曜日、遠野で開催された表題のシンポジュウムに参加聴講して来ました。「絶望の林業から希望の林業へ」と題された著名なジャーリスト田中淳夫さんのお話や、私の机にもある「樹と暮らす」著作者の清和研二東北大学農学部教授の講演を直接聞けてとてもいい勉強をさせていただきました。その時に写したパワーポイントの一部を今日の写真で使わせて頂こうと思います。写真下の解説は私個人の感情や聞き取りなので、公演のお話との違いはありますが、ご容赦ください。



 絶望の林業とは、恐ろしき題材ですね。でも「希望」もあります。その希望とは、木の良さを見詰め直す事の様に感じるお話でした。

 コンクリートと比較した木で構成された空間の良さの表です。

 分かり易く拡大してみます。

 ハウスメーカーの嘔い文句の抜粋との事でした。自然素材の良さを木を扱わないところが上手く表現しているのは、人が何を求めるかを知り利用しているからですね。

 一本の木から何が作れるか!これはとても大事な資料写真だと思います。我々も一本の赤松の幹から梁だけでなく天井板や椅子や箱を造ります。

 林床を利用した紫陽花園があるそうですね。山と人が関わって来た時代背景が新しい時代に入って来た感があります。里山から遊山へと・・・

 上記がドライフラワーにも出来て、商用化の道もあるとの事です。

 費用面では、新たなる林業の希望にはなりそうです。でも伐ると育てるは違いますね・・・

 左は市販の腐葉土で輸入品が多く、新たな公害の懸念もあります。右は森林が毎年繰り返し地表に積る落ち葉や枯れ木・枯れ草などを、主にキノコ菌が分解して育ち、それらが多様な土壌微生物間で循環利用されることで清浄で豊かな土壌生態系を作った土そのもので勿論国産肥料土です。私的には左が絶望で、右が希望です。

2020.08.31 09:40

刻みの手ほどき

 木材の清め手斧立て後には、刻み再開しましたが、車椅子大工の大和田洋平が、新人大工に対し懇切丁寧な手ほどき説明をする姿が見られましたが、切なさを感じる瞬間でした。共に働く若い大工がこの姿を見て、何かを感じてくれるものと私は思います。











 前回書いた南部赤松の板を合わせ剥ぎして幅80センチの板を作っているところです。

 この通りにとても綺麗な幅広の板が出来ましたので、板は保育園の現場に向かいます。

 清めの儀式では、マサカリとチョウナも清めさせて頂きました。
2020.08.30 12:35

構造木材の清め

 昨日は大安吉日にて、岩泉の新築工事の構造木材の清めと手斧立ての儀式を
執り行わせて頂きました。この清めは、お施主様をお招きして、ご自宅に使わせて頂く木材の全てをご説明しながら、塩とお神酒で清める儀式です。自然の無垢の木なので、生きとし生けるもの全てへの感謝と御礼を心を籠めるものであり、山に木があればこその事であり、ご先祖が植えて育てたご恩を識る良い機会として値します。最後に私が手斧を扱うお手本役をさせていただき、施主さまに、手斧裁てを実際に行っていただきました。

 お参りの先達は墨付けをした車椅子大工が行います。私は、司会進行役です。

本当は、刻み始める前に行うものですが、現代はそうした余裕のない時代なので、既に土台や桁類の加工が進んで、出来上がっています。なので、刻みメンバーや搬送に製材した人たちも清めに参列しています。

 お神酒は車椅子大工が担当しました。清めているのは南部赤松の太古梁です。墨付け刻みはこれからとなりますが、マサカリやチョウナで昔ながらにハツリます。

 塩で清めるのは施主さまです。ここにある大量の木材全てが岩手県産材で全てご自宅に使われる事を知り驚かれていました。そして、とても喜んでいただきました。

 私は共に歩きながら、車椅子大工の説明の補足をさせていただきました。柱の上下の観方として、節の年輪の向きなど時に応じて、説明内容が沢山あるものですね。

 古材の床柱の再利用もあるので、確りと清めさせて頂きました。

 出所の確りとした桑の木の古材です。

 槐の木を手斧裁て。左半身麻痺ですが、なんとかこうして持って振り下ろすことが出来る様になりました。

 施主さまのこの姿、平安絵巻みたいですね。初めてにしては上手に出来ていました。槐の木2本とその横には欅の大黒柱9寸角です。10月上棟予定です。

2020.08.29 09:32

8月葉月の景色

 8月も後半になってしまいましたが、厳しい残暑の続く岩手盛岡の好摩です。その好摩の葉月後半の風景です。

 稲穂も黄金色近くなり、首を垂れ始めています。

 一番星見っけた! 

 シルエットが出るころには真っ赤な夕焼けを期待できそうな気がします。

 今年は、真っ赤な夕焼けをまだ見れていません・・・

 山はどこから見ても山の本質は変わりません。

 朝の雲に包まれる山。姿は見えねども、そこに厳として有るのは分かります。
自然とはそうしたものを教えてくれます。

 紛れの無い飛行機です。ジブリに出て来るタイプかな

 月と飛行機、拡大して写そうとしたら見えなくなりました・・・
2020.08.28 13:00

経年変化

 せんじつ、浄法寺でも打ち合わせがあって、八幡平市鹿角街道を走りその街道沿いで3年前に大改修工事をさせていただいたお客様のお住まいにお伺いさせて頂てきました。「とっても涼しくて皆から驚かれる。床やテーブルが磨いたようになったから見て行って」と喜んでいただきました。写真は宿場町も無垢の家も経年変化した様子です。

 ついついレトロな雰囲気の建物にカメラを向けてしまいます。







 この他にも、まだまだ気になる建物が沢山ありました。

 超庇久し振りのご訪問です。写真には写りませんが、既存住宅の面影は左側に残るも、真正面と右側が大改修させていただいた部分です。街道でも目立つ存在です。

 この日30度越えの岩手県内でしたが、本当に涼しかったです。

 ナラ無垢の床です。歩くだけで、こんなに輝きます。と云うか、お客様綺麗に暮らして頂いているのですよね。

 テーブルもピッカピカでした。無塗装で、時々の水拭き乾拭きだけでこうなります。やはりお客様のお手入れが素晴らしいと感じます。
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