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2019.09.30 07:54

秋霧

 今朝の通勤路は濃霧でした。万葉の時代から秋は霧、秋の季語との事ですから、日本にはなじみ深い今朝の通勤路の秋霧でした。ところが、道端の杉に花が見えて、春でもなしに花粉舞うのかなぁ~と、驚きました。霧の中に小さな杉の枝が花と共に揺れる姿のこの風情は絵にはなりますが、花粉症の皆様には油断できない秋なのに暖かさです。霧の朝は晴れると昔から言いますね。





スギの花粉は秋から冬にかけて作られていて、春に暖かくなってから飛ぶんだそうです。その秋の時期に作られる花粉が少し洩れだして、秋にもスギ花粉が飛ぶことがあります。花粉に凄く敏感な人は注意が必要とのことです。
2019.09.29 13:20

奇蹟の日

 あるところで誰かが幹にドリルで穴を穿ち除草剤を入れて殺そうとした欅の木があって、枝を払ってみたら、死んではおらず立派な木なので、何とかしたいとの相談があって、製材して今後の命を大切にしようと思って運んできました。写真で見える部分は枝部なので、現地に残り立つ幹はとても太く大きなものです。根が残るので、来春には枝が出て葉が茂ると思われます。偶然にも樹木にも意思があるとの本を読んでいたものですから、孔を穿たれたと聞いて、とても憤りを感じました。樹木は人間と同じように生きているのです。しかも、今日まで我々人間を守り続けて来てくれたのです。私たちは、そうした奇蹟に包まれて生きているのだと言えます。
 更に川口の新築工事が昨日無事完成し、明日は掃除でお引渡し出来る状態に仕上がる予定です。上棟したのが7月後半だったので、それから僅かな期間での完成は社員全員の団結力の賜物です。奇蹟に近い内容ですから、これほど嬉しい事はありません。その様子は、現場便りに載せたいとおもいますので、よろしくお願いいたします。

10月1日IAT18:55~杢創舎を紹介するTV放送が放映されます。宜しくお願い申し上げます。
2019.09.28 09:20

江戸東京たてもの園

江戸東京たてもの園の風景です。今回は内部も見れましたが、ゆっくりとまではいかず、駆け足のような時間配分でした。朝から来てのんびりと過ごしたい場所ですね。


















2019.09.27 13:24

新住協定例総会

 昨日は、新住協定例総会に出席して、研修会の中で、杢創舎の仕事を話す機会を得ました。
全国300名近い同業者さんの前で話したので、とても緊張してしまいました。
2019.09.26 13:58

放射冷却

 秋に咲くこの花はなんでしょう。雑草にも負けず誇らしく咲いています。今朝の寒さは布団にこもりたくなりましたね。ストーブも付け始めた人も多いのではないでしょうか?芯まで冷えないように暖かかくしてお過ごしください。(栗城)

2019.09.25 12:23

古民家

 江戸東京たてもの園内の古民家内部です。農家住宅との事で、そう思えないほど立派な造りでした。ついつい大量写真ですがご覧ください。






















2019.09.24 11:58

緑の柿

 今年は好摩の庭の柿が豊作のようです。数週間前の残暑が嘘のような涼しさに、服選びが大変だと思う今日この頃。ただ、目で感じる秋はとても情緒的です。(栗城)



2019.09.22 14:11

家具再生

 古民家の改修工事の際に外した家具を再生しています。無くなっている扉を古材の中から合うサイズのものを探して取り付けてみたり、幅を詰めてみたりと、創意工夫の成果で味のある下足収納が出来てきました。その脇では、建具の再生にも取り組んでいます。



 これらは、川口の新築住宅に向かいます。





 階段の親柱は刻み込まれて穴だらけでしたが、埋木を施して磨いたのでまた使えます。これをオイル仕上げで良い味が出ると思います。

 システムキッチンの引き出しを再生再利用します。塩ビシートを張り込んだ引き出し面材を取り外して、古材の板に取り替えましたが、これらもオイルでレトロ感ある仕上がりになる予定です。

 襖の和紙を外して、漆調に枠を黒く仕上げて、白いルナファーザーを貼る予定です。

2019.09.21 11:22

取材

 昨日は、取材で赤松を購入している米内の山に行ってきました。そして、この山に植えられた赤松が下流の盛岡の町を水害から守り続けてきたことを説明させて頂きました。



 樹齢85年の赤松は伐られても、この様に立派な杉が残り雑木もあちらこちらに見えるので、水質源の涵養と防災力はそのままにのこされていると思います。

 最近カラマツばかりが植えられていますが、将来的に杉が少なくなっても、ここの杉が活躍する時期が来るかもしれませんね。






2019.09.20 12:36

栗拾い

 秋と云えば、栗拾いです。そして、畑もそろそろ片付けの頃合いになりました。
















2019.09.19 16:10

古材置き場

 古材置き場の片付け整理作業を致しました。私が元気なころは、自分で片したので何があるか一目で分かりましたが、病気してからはほったらかしだったので、足の踏み場もないほどに荒れていましたから、皆に声を掛けて手伝って貰い、私は口だけ出して一緒に整理すると、凄いのが沢山出て来ました。そして何より背の高い二人は脚立も不要でとても便利に働いてくれました。感謝です。



 この様な整理をしてくれたのは小笠原大工です。他能職の機転の働きは素晴らしいものです。









 笊や腰駕籠がこんなにあって大切に便利に使いましょうとの気持ちになります。





 建具や桐箪笥もたくさんあります。再生して使います。


2019.09.18 12:38

古い障子再生

 造られたのが、大正時代と思われる障子を磨いて再生しました。






2019.09.17 07:51

黄金色の田圃

 通勤路の田圃の稲が良く実り、黄金色になってきました。黄金の大地から歓喜の歌が聞こえそうな気分になります。






2019.09.16 07:38

造作勉強

 杢創舎大工塾は刻みばかりではありません。造作仕事と云いますが、無垢材の枠を現場で実際に取り付ける仕事を若手大工が先輩の指導の下行いました。今日の写真はその風景です。

 微調整の鉋掛けもするので、何時でも使える様に研いでおく心掛けが必要です。







 箱に組んでサッシ枠としてはめ込みますが、直角に組むのが難しいのでコツを覚える良い機会です。


2019.09.15 10:46

秋祭り

 盛岡八幡宮例大祭盛岡秋祭りの季節になりました。別に急ぐ訳でもないので、山車が通り過ぎるのをジッと見学者の気持ちで待つ青信号の交差点(元々は赤です。)でした。子供たちの笑顔がこんなにある街って良いもんですね。鉈屋にオープンしたゲストハウス「ととと・・・」も宿泊客で賑わっているといいですね。今日なんか、マラソンMGC中継を皆で観戦しているのかもしれませんね。






2019.09.14 07:37

若口の新築

 岩手町川口の新築工事の足場が外されましたので、外観がとても良く見えます。今月末の完成を目指して、内部工事もどんどん進んでいますが、電気屋さんアクシデントの為、思う様に配線工事に来てくれなくて困っている部分もあります。思うに、住まいは如何に多くの職人の手で出来ているかと云う事です。大工のみならず、電気水道建具何一つ欠けて良いものなどはありません。人の手で出来ているのが住宅なのです。そこに自然の山の木が介在すると地球環境に特化したエコで地域の景観にも馴染む良きものになると感じます。内部工事の進捗は現場便りにて掲載しております。し続けますので、宜しくお願い申し上げます。











2019.09.13 11:06

好摩の秋

 今日は中秋の名月との事ですが、昨日の夕方から好摩では丸い月が登り、茸も発見して、正に秋を感じています。その風景写真です。













 一昨日の岩手山方面の空です。

2019.09.12 09:42

杉丸太入荷

新月伐採葉枯らしの杉丸太が届きました。遠野の馬搬刻印が付く環境的に優れものです。4m6mの他に8mもの長材も積み込まれていました。こうなると、早めに製材の段取りを進めたいと思います。県産材で家を建てたい方にこの杉をご提供いたします。新月の日に伐採されてお馬さんが運んだ物語を子供たちに届けます。




2019.09.11 12:03

桂のテーブル

 桂の一枚板のテーブルが出来ました。2台並べると一枚の板に見える様になります。しかも、足も桂の木なので、オール桂のテーブルです。蜜蝋ワックス仕上げです。








2019.09.10 10:08

衝立

 とある方からのご注文で、屏風風の衝立を創作させて頂きました。釘だらけの栗の下地材を再生利用してのベンガラを混ぜ込んだ柿渋仕上げです。家具職人と塗装職人のコラボによる無垢の木を何時までも長く美しく使える様に魅せる仕事が出来ました。





 金物ではなく、木の丁番です。

 ポスターなどを取り付ける事が出来る様にもなっています。
2019.09.09 08:27

車椅子大工

 9月25日の日記で登り梁の型造りをしているところをご紹介しましたが、その型を使い墨を付けているところです。車椅子にブレーキをかけて確りと固定して、鑿を使う姿は間違いなく大工の姿そのものです。今の時代、本物の木に墨を付けた事のない大工さんも居ると思われますが、大和田洋平はこうしてそれをしているのです。また先日は、滝沢市のイベントに参加して、地域の子供たちに車椅子バスケを教えたりとボランティア活動にも一生懸命です。この姿を見ていると心から応援したくなります。頑張れ洋平!







 登り梁は金輪継ぎで組んで長材にしてから墨を付けています。





 今日の岩手日報14頁地域欄の中ほどの記事を写した写真です。
2019.09.08 10:57

玉山柏木平通り

 何時もの帰り道は、玉山柏木平です。岩手山の横方向に沈む太陽が南昌山の上に浮かぶ雲を虹色に染めていました。毎回ここからの景色を写していますが、常に違う表情を見せてくれます。田圃の畔のおのころ草が揺れる方向に沈む夕日は初秋のもの寂しさを掻き立てています。こうして、巡る季節を感じながらこの地の美しさを思うのは心の栄養であり、そうした写真を写せる時間が喜びです。





 美しい景色の中に働く人々が居るのもこの地域の豊かさです。

 南昌山方向に沈む夕日が辺り一面を輝かせています。

2019.09.07 09:54

向日葵畑

 5年前に大改修工事リノベーションさせていただいた、一戸町奥中山のお住まいを訪ねました。国道4号線を北上し、北上川源流公園の看板を目印に右折して、北上川源流公園を右手に見ながら山道を登り大きな農道に出たところで、また右折して目的に向かうと、農地と空の境目が黄色い筋に見えて来ました。そして、道路の左側一面の向日葵畑に圧倒されました。しかも、目指す先のお住まいは、その向日葵畑の中に佇んでいる様に見えたのです。県内では、矢巾の向日葵畑が有名ですが、ここ奥中山にもそれに匹敵する素晴らしい景色があります。今が見頃ですから、是非見に行かれることをお勧めいたします。ポイントは空と繋がる様な向日葵畑の風景と、その空の雄大さです。雲の向こうには奥中山高原も望めます。地域の気さくな農家さんとの会話も、心安らぐ良い時間になると思います。とても優しい笑顔の素敵な人たちが向日葵の様にニコニコしていますよ。

















 国道4号線の岩手町と一戸町の境、ドライブイングランドパレス鳥越の所を右に入って戻る様に坂を上がり左折して、農業協同組合奥中山営農経済センター前を通過して坂を下りながら上家向方面を目指すとここがあります。
2019.09.06 09:35

下見板張り外壁

 先日は、建具職のささらご造りと塗装職の仕事に関して書かせて頂きましたが、昨日川口の新築現場で外壁板を張り込んだ上にそのささらごの取り付けも行われました。この下見板張り工事の初体験した若手大工に聞くと、場所によって板の厚さに違いがあるので、個所ごとに鋸をいれて直しながら張るのが大変だったとの事です。木だから大変なのか、木だから直して取り付けが出来るものだと考えるかがポントです。工場生産品ではとても出来ない事を無垢の木が大工にこうした体験を与えてくれるのです。そして、一度外した板を再生手直し塗装して、再度この様に使う事が出来て表情も豊かになります。当社の塗装職人は、「新しい板よりも耐久性があると思う」と言います。ささらごのスパンは一般的に455mm間隔ですが、今回909mm間隔にしてあります。スッキリして、結構いい感じに見えます。






2019.09.05 11:36

塗装と云う仕事

 弊社の塗装職の親方は安藤と云いますが、今年新卒入社の鈴木が、色々と教えを受けています。無垢の木に塗装を施すと、木目を際立たせ、外部使用にも耐え得る扱いを可能にしてくれます。古びてもまた塗り直す事で、再生利用可能にしてくれるのが塗装と云う仕事の素晴らしさであろうと思います。写真は化学塗料ですが、時に柿渋や桐油を扱う事もあります。そうした古典的なものと、近代の改良を工夫された物とを取り混ぜながら、木味の魅力を引き出す塗装と云う仕事を継承している作業風景がこの写真の中に存在しています。その鈴木は、当社のフェイスブックやインスタグラムの製作もしてくれました。古来からの無垢の木を扱う技術を継承する杢創舎が、地域への発信力を現代のIT技術に頼るのは、若き世代への期待と憧憬でもあり、私を衝き動かす原動力なのだと感じます。


2019.09.04 13:31

断面算定

 大工の高橋が、現場監督見習中です。まずは、基礎断面の算定計算を学びました。基礎は建物を支えて、地震時にも壊れない丈夫な構造であることが大切ですから、現場監督は、人の手配や材料の手配段取りだけではなく、自分が管理する構造躯体がどの様に設計されているかを学び、それが現場でどう造られるかを覚えてこその管理者になれるのだと私は思います。まずは、建物総重量を算出して、その重さを支える地盤の地耐力の安全性を計算しました。そうすると基礎にはそれによる地反力が基礎断面に作用することが分かります。そして、どの様な形で力がかかるかを調べて、曲げモーメントやせん断力の公式マニアルから計算方法を調べ、基礎断面に作用する応力が導き出せます。それが計算できると、予定した断面形状が正しいのかと、必要な配筋断面と本数を算出出来ます。これを地道に取り組んで、頭に叩き込むと、現場管理に行ったときに、配筋している職人の手元を見ながら、何故ここに13ミリの鉄筋が2本必要なのかを、図面に書いてあるからだけでなく、物理的理由で理解管理指導できるのです。私も、教え甲斐があり、嬉しくなります。老体と左半身麻痺の体にムチ打ちより一層頑張らねばと思います。


2019.09.03 09:09

ささらご造り

 下見板張り外壁のささらごを造っているところです。作り手は建具職さんなのですが、普段から無垢の木を扱う職人にとっては仕事を選ぶことは無く、無垢材の扱いに関しては何でもこうして熟せる多能職としての広がりを自然の木なら引き出してくれる様に思います。なればこそ、近場の山に感謝です。






2019.09.02 12:04

川遊び

 日曜日、好摩の山羊と犬の世話をした後は、松川の川原で川遊びを楽しんできました。子供の頃のこうした遊びは大人になっても心のどこか片隅に残るものだと思います。カメラを向けながら、その懐かしさに心を満たしているじいじでありました。出来るだけこうした自然の姿を後世に残し続けたいものです。














2019.09.01 14:05

晩夏の空

 車の助手席に座るので、最近空を見上げる事が多くなりました。2019年ももう9月、晩夏の空は当然ながら初秋を感じさせる雲が多くなりました。季節の変わり目と移ろいを感じるのは日本の国土が豊かなればこそですが、最近の日本の空はまるで別人になったかの様に大きく荒れてしまいます。それもこれも、私たち人類が生ぜしめた地球温暖化による海洋温度の上昇が原因と言われています。なのに、G7での温暖化防止策の共同宣言もまとまらない悲しい現実を目の当たりにして、選挙の広報に書かれている環境問題への取り組み提言を食い入るように読み込むのでした。スパースターの登場を待ち焦がれてしまいますが、自らできる小さな事の積み上げが必要だろうとも感じています。










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