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2017.12.31 10:54

大晦日の岩手山

 今年最後の杢創舎日記となりますが、大晦日の岩手山が美しくて感動しました。感動と云えばこのところのNHK再放送にはまいりました。ひよっこに直虎の感動シーンに再度また涙して今朝のみおつくし料理帳は見逃し部分を見ながら、読破した時の感動が蘇りました・・・しかし、今年は相当量の読書が出来て良い一年でした。ただ、「雪子さんの足音」を予約中なので、そのまま年越しです。早く読みたくて仕方がありません!






2017.12.30 12:38

雪の中を進む

 今年一年は左半身片麻痺で難儀してしまいましたが、こうして雪の中を歩くことも出来る様になりました。でもこの杖を付く右腕は50肩の痛みが消えずに筋肉そのものが痛くて辛いものです。それでも、なんとか年の最後に庭を見ることが適いうれしく思います。
2017.12.29 11:51

正月飾り

 今日で、仕事納めとさせていただきます。先日の藁細工体験会のお陰で、お正月飾りを自作できました。こうしてみると、これを教えてくれた柳村さんのお父さんがとても有難いと思うのです。世の中は人手不足職人不足と云われますが、何故にそんなに建築現場で働く人たちを汚れる辛いと虐げる言葉で評価するのだろうかと嘆かわしく思います。そして、働く若者の中にも、手間のみ要求し、時間時間と騒ぎ立てる輩も増えました。好き勝手言って辞めて、その挙句渡り鳥の様に職を転々として成功を遂げた人を見たことがありません。逆に、所属する会社の為に身を粉にして働いて、貢献した見返りに素晴らしい技術を取得し、見合う報酬も得て、名を上げ職人として仕合せに暮らす先輩を私は多く見てきました。先ほどの藁を編むことも出来ると出来ないでは人としての大きな違いがあると思います。平成の30年を歩む日本人の中で、自給自足の生活に突然投げ出されても、泰然として生きていける術を身に付けているのは職人と呼ばれる方々であろうと思われます。しかも、その人たちは助け合える優しさも持ち合わせているのです。私は、その中でも超一流の職人に囲まれて、たくさんの事を学べる機会が多くてとても有難く幸せな日々を過ごしています。そしてそれを、当社8名の20代の若手の面々に是非にも教えて行きたいと思うのです。人手不足職人不足てな言葉はここから無くして頑張り抜こうではないか!と志を強く持ちたいものです。それもこれも、この一年懸命に頑張った若手社員をみて、認めてきたから思うものです。無論、その諸先輩たちも同様です。杢創舎は職人集団として、世にその是非を問うべくより一層の躍進を遂げたいと思います。この一年本当にお世話になりまして、大変ありがとうございました。皆様のご厚情に心より感謝申し上げます。来年も何卒よろしくお願い申し上げます。




2017.12.28 10:23

芋鍋

 寒い冬はやっぱり鍋が最高です。今回はいただいた山芋の芋鍋で暖かくなりました。ついでの写真は、孫とお祝いしたクリスマスの夜です。今流行りのトランポリンで遊んでいるのは我が家の家猫サトですが、現場便りでは、中堤の猫の様子をご紹介させていただきたいと思います。




 杢創舎は本日仕事納めです。朝から皆で大掃除と机の移動片付けをしていました。年始は1月4日からとさせていただきます。本年も大変お世話になりました。来年も何卒よろしくお願い申し上げます。良いお年を










2017.12.27 09:56

SRCリノベーション?

 月曜日と火曜日の二日間は東京でした。盛岡の寒波を体験せずに暖かい東京で過ごしたのですが、今朝の通勤時は小鳥沢付近の3台が絡む事故に遭遇して怖さを体験してしまいました。ところで、この東京で写した工事現場の写真は、なんと鉄骨鉄筋コンクリート造の建物の一部を再利用するリノベーション現場らしきものでした。東京のど真ん中で凄い工事してますね・・・我々も古い構造を残して大切にしながら新しい空間作りをさせていただいておりますが、それをSRC造で行うなんて考えも及びもしない凄いことです。とにかくビックリです!





何かのイベントだったと思うのですが、とにかく人が多くて・・・この人たちも、脇のバリケードの中であんな凄い工事が進んでいるなんて思いもしないでしょうね・・ 正に光と影ならぬ工事現場で働く職人との対比です。建築業界で働く老いも若きも皆頑張れ!と応援しましょう!
2017.12.26 09:53

予選

今日もとっても寒いですね。
来年度から入社予定でアルバイトに来ている小畑くんが、技能五輪の予選に向けて練習に励んでいます。夏の、むわっと暑さが嘘かのように吐く息が白くなる板倉なので風邪をひかないようにがんばってほしいです。(相川)
2017.12.25 11:29

完成見学会

 昨日、無事に中堤町の新築にて完成見学会、お引渡しを迎えることができました。今回は猫と暮らす家という事で、人の暮らしはもちろんですが猫の目線にもなりながら、設計に携わらせていただきました。猫たちがどんな行動をとるのか楽しみです。



 見学会にて「こんな机だったら勉強がんばれそう!」と元気いっぱいに話してくれました。素直なこどもたちの言葉に私も元気をもらいます^^!(栗城)


2017.12.24 13:59

一戸町平糠

 昨日は、先日土蔵の解体をさせていただいた一戸町平糠の野尻地区に向かい、工事完了のご挨拶を兼ねて年末のご挨拶をさせていただきました。その際に見せられた家系図の凄いこと・・・まず驚きでした。ましてや、土蔵の大黒柱に刻まれた年号は文政2年1819年ですから、家系図の一番上の筆頭の方の生まれた年だと示されておりました。約200年前だと遡る事5~6代前のご先祖様にまで辿り着いてしまいます。何とも凄い仕事をさせていただきました。NHKのヒストリアを真似て、澤口家の家系図もさくせして、後世に残したいものです。







2017.12.23 09:58

土壁外し

 現在、鉈屋町の土蔵修繕工事をしていますが、屋根が柾葺きで、土壁の木舞がこの様に凄いものでした。小枝を荒縄で編みこんであって、木組みの上に樹木の編み物を着せた雰囲気と表現できるような手の込んだ造りなのです。昔の建物は皆凄いのですが、時に他所とは違う拘りにこうして出会うと、職人の心意気と云うか手の掛け方に驚かされます。そしてまた、こうした建物再生及び修繕をさせていただけることの感謝の気持ちで一杯になります。


2017.12.22 09:30

湧水

 今年一年大変お世話になった岩手山神社の湧水です。今年最後になると思われる参拝をしてきましたが、既に恐るべき積雪でした。こうした雪が降り積もるお陰で、来年も確実に湧水が湧くのだと思いますので、自然の営みに感謝の気持ちを持たねばならないと思うのですが、雪の中を歩くとやっぱり難儀です。何を祈るにも、幸せの基は絶対健康第一です。残すところ僅かな2017年ではありますが、皆様転んで怪我しませんように、風邪にも気を付けて、健やかに年末を迎えられますようにお祈り申し上げます。



2017.12.21 09:44

岩手山

 放射冷却で厳しい寒さの朝は、岩手山の美しさが引き立つ気がします。昨日は病院での主治医診察と訪問リハビリ日が重なり、忙しい一日で仕事はお休みでした。芥川賞と直木賞の候補者のノミネートも発表されましたが、昨年に続き岩手ゆかりの名もあり、密かに応援しておりました。私の場合はsaoriさんではなくkumiさんのほうなのですが・・・・

2017.12.20 13:31

タイガ

社長の椅子、薪ストーブの前でいつも寝てます。
後ろからカリカリッと音がするとごはんを食べていて、食べたらまた寝ます。
何もしなくてもごはんが出たり、暖かい寝床が用意されていたり・・・
心底うらやましいなぁと思いますが、私も実家では同じ状態です。
次帰省したらできるかぎり家のことを手伝おうと思いました。(相川)
2017.12.19 09:51

雪景色

 私の休憩室の大きな嵌め殺し窓から見える雪景色です。時折列車も走って行きます。そしてまた、近所のおばあさんが足を引きずりながら線路を渡るのです・・・まさか大事はないだろうと思いながらも心配して見守る日もあります。長閑な風景も真っ白くなりました。冬本番、今年も2週間で終わりますが、24日クリスマスには中堤の完成見学会を予定させて頂きたいと思います。予約制となりますが、お問い合わせ頂ければ幸いです。

2017.12.18 09:37

冬の好天

寒い冬、それでも太陽の差し込みがあると暖かくて良いですね。このところ、当社でお住まいを建てていただいた皆様のご感想をお聞きすると、南に向けた配置が良くて太陽が入って暖かいので、その時間は暖房器具のスウッチを切っても大丈夫とお話いただいくことが多くなりました。断熱性能とパッシブ利用の融合性がこの快適さを具現化してくれます。

2017.12.17 10:57

藁細工体験会

 昨日、御年80歳の講師を招いての、稲わらでしめ縄作りの体験会を無事開催させていただきました。縄を編むことが出来ればあとは自分でお正月飾りを工夫して造る事も出来ますから、時間を見て作りたいと思います。その辺の森から松ぼっくりを拾うといい感じのが出来そうです。








 お昼には芋の子汁のお振舞いも準備致しました。

 この手付きが体に染みついているのは羨ましいものです。我々も毎年続けて身に付けたいと思います。
2017.12.16 09:15

人生相談

一昨日の事です。孫とばあばが一緒にお風呂に入っていると、学校で嫌なことがあるとの話があったのっだそうです。お母さんに相談したの?と聞くと話しても「そうなんだー」と答えるだけだから・・・との事らしく、2階のリビングまでなにやらお風呂の話し声が聞こえて、その声が母親に似ているのです。まるで親子で何か話をしていると錯覚した爺さん事私は、隣にいた居た孫に(お風呂に入っているこのお兄ちゃん)「お母さん帰ってきたぞー」と暗に迎が来たと帰り支度を促したのですが、一向にゲーム機を手放す様子が無く、たぶん妹とばあばの声だと解っていたものと思います。子供の世界にも厳しさがあるのは、自分の子供の頃を思い出しても理解できます。そうして気持ちの強い思いやりのある子に育つんだよね・・・と思うのでした。もう直ぐクリスマスだから、楽しくお祝いして元気を上げよう!それがプレゾントは通用しませんから、現物の準備をせねばと考えるものでした。さて、私の場合は、いじめられると「家には、ウルトラマンが居るから、仕返ししてやる」などと嘯いたもんでした(笑)今思い返すと、まるで核の傘に守られる日本の今に似た発想だと恥ずかしくなります。でもの、いじめの方がもっと恥ずかしい事なのだーと云いたい。

2017.12.15 09:43

追憶的写真

 ついついこんな写真を写してたんだぁーと思うのですが、昨日に続き一関のガラス博物館で写しました。もう直ぐクリスマスですね。小学生の時に初めて知った楽しさがそれでした。






2017.12.14 10:05

雪景色

 いよいよ冬将軍が大軍を引き連れてやってきた感がありますね。直接対決の我々の手段は安全運転です!各地での事故のニュースを見る度に心が痛みます。そして、颯爽と追い越して行く車を見ては、「オイオイ大丈夫かー」と呟いてしまいますね。



 一関のガラス博物館で写しておいた写真を使える季節になりました・・・



2017.12.13 09:58

上棟式

 先日の日曜日12月10日は月が丘の新築住宅の上棟式でした。途中白いものが降りましたが、澄み渡る空の元、破魔矢と五色の吹き流しが映える絶好の建て前でした。祭壇の棟札の準備と祝詞は何時もながらに私が務めさせていただきました。その祝詞は、聖徳太子様の時代から大工に代々伝わるものです。祝詞の中には、「諸々の大工が皆一様にこうした家造りが出来るのは、この国の御宝であり、これより大きな御業は無い」と神代の時代にそれを教えて頂いたことに感謝を述べる下りがあります。正しく上棟式で再確認すべき一番大切な内容だと私は感じております。工事の安全祈願はもとより、本物の木の家造りを選んでいただいた施主様に感謝御礼申し上げます。




 四方清め・・・大工棟梁先達にて建物の角に向かい、お神酒とお米にお塩で清め、拝礼します。
2017.12.12 14:53

みぞれ鍋

昨年7月30日の脳出血で倒れ半年入院して、今年の1月に退院してから1年が過ぎようとしていますが、左半身麻痺の後遺症は相変わらずで動けないもどかしさに心も折れそうになります。普通の健康の有難さがどれほど幸せな事かと思うのですが、健康な時に限り、そうした感情を振りかえりもせずに生きてきました。反省もするのですが、昨日は福祉相談会で装具を新たに造るための相談をしてまいりました。会場には、私と同じ症状の人や、それ以上に大変そうな方々が大勢いて、失礼ながらまだ私の様に歩けて話がきちんと出来る者は少ないと感じました。1年前の私は車椅子だったのです。まず、歩けるようになることを目標にリハビリを頑張り達成できました。そして昨日はこうして、大根を丸ごと1本おろしてのみぞれ鍋作りの手伝いが出来ました。動かぬ左手でおろし金を押さえて、大根おろしをしたのです。自身初の快挙に嬉しくて、鍋も甘くておいしくて最高でした。こうして、できる事を一歩一歩やりたいと思います。50肩や帯状疱疹にめげてはおられません。心弾む仕組みを日々考えたいと思います。

2017.12.12 10:04

昭和の小道

 昭和の小道ならぬ改修の小道写真です。盛岡市上田にこのような雰囲気の貸家に囲まれた小道があります。印象は昭和初期的風情ある趣きです。現在この貸家群の一角を大改修中です。見た目の雰囲気はそのまま残して、現代的に明るく暖かく修繕して今後も末長く住み続けていただけるように全力で取り組みたいと思います。

2017.12.11 09:29

月が丘の上棟式

 おはようございます。昨日は月が丘の新築にて、無事に上棟式を迎えることができました。連日天気はぐずついておりましたが、雨や雪も降ることなく行われました。完成に向けて無事に工事を進めていくこと、そしてが家族の皆様が豊かに暮らせるよう祈念し、一層身が引き締まる思いです。(栗城)



2017.12.10 11:07

行商来る

時折こうしてトラックに立派な板類を積んで行商にやって来るのが近江銘木さんです。何時も突然来るので、「うちの在庫が増えるだけだから駄目だよ」と憎まれ口を叩きながらも、見るとついつい欲しくなって買ってしまうのです・・・この日も杢目の綺麗な天然杉の板と、尺幅を超える杉の鏡板を入手してしまいました。使うのは多分来年だと思いますが、使う日が楽しみですね。でもまあ、無垢の木が好きな人が本当に良く集まるところです。当社は・・・

2017.12.09 09:50

姫神山

 昨日の姫神山です。この時期のこのお山は三角の稜線が美しくなりますね。岩手山も凄かったのですが、写しそびれてしまいました。同じ景色なのに、その時に写さないと次のチャンスが無くなるものですね・・・今度またとか明日またとかが通用しないのは人の繋がりも同様かもしれません。

2017.12.08 09:42

クジャクチョウ

「成虫で越冬する蝶だとは聞いてましたが雪の積もる現場に現れてくれたのは素敵でした。
世界的に再生、変容、生命の象徴といわれますし、嬉しい出来事です。」との文章と写真が届きました。平糠の土蔵解現場での出来事です。現場で働く大工の手から土蔵の木組を生かして住まいへと再生しようとしている施主の手にひらりと乗り、この土蔵の持ち主さんの御姉妹さんの手の平へと・・・まるでご先祖さんが語り掛けているかのように手から手に舞うクジャクチョウの姿の写真が届いたこの出来事は自然界を通じての神がかり的な出来事でありました。そういえば昨日も松尾神社で参拝を済ませた後で届いた一報が、藤原部長から二級建築士合格の知らせです。目出度い連絡は良いもんですね。おめでとう藤原部長!現場を確りと覚えて後の、晴れて本物の建築士となりました。





2017.12.07 11:31

十六羅漢公園

 今朝は、十六羅漢公園傍の松尾神社さんで急遽打ち合わせをしてきました。十六羅漢は、江戸時代,盛岡藩の四大飢饉といわれる元禄・宝暦・天明・天保の大凶作によって,領内には多くの餓死者がたそうです。祗陀寺14世天然和尚は,その悲惨な餓死者を供養するために,十六羅漢と五智如来の合計21体の石仏建立を発願しました。そして領内から浄財の喜捨を募って,1837年(天保8年)工事に着手したのだそうです。
 下絵は藩の御絵師狩野林泉が描き,石材は市内の飯岡山から切り出し,藩の御用職人の石工7人が3年かかって荒刻みを行い,北上川を舟で渡して,建設場所の祗陀寺末寺の宗龍寺境内に運び入れ.最後の仕上げをしたものといわれています。
 こうして,起工から13年目の1849年(嘉永2年),発願した天然和尚の孫弟子にあたる長松寺13世泰恩和尚のときに,ようやく竣工しました。しかし,宗龍寺は明治維新後に廃寺となり,1884年(明治17年)の大火で寺院も焼失しました。現在は21体の石仏群を残す,市の公園となっています。と、調べると深い歴史に触れることができました。なんらかのご縁か、この傍に鎮座している松尾神社さんの鎮守の森からの手入れ伐採の杉をいただいて製材する運びになりそうです。基本神棚として活用再生させていただきたいと思います。












2017.12.06 09:50

霧立ち昇

 霧たちのぼる風景に思い出すのは、懐かしき岩泉町の母校の校歌です。後に続くのは「うれいらだけ・・・」です。でもその後の続きが全く出てきません。時がたてばこうして頭を離れる事の葉を懐かしんで追うのですが、緩やかなメロディーと気持ちを鼓舞する音律だけが蘇っては直ぐに消えていきます。青春の想い出は、この景色の情景に同じく儚さであるように思うのはうら寂しいですから、青空を見上げる眼差しの様にキラキラと輝きたいものです。季節は冬になりましたが私にとっては、小春日和の窓側の温もりが妙に切なく、父や母に優しくしてもらった頃を懐かしく振り返ってしまう癖の出る季節です。


2017.12.05 09:19

平糠にて

 土蔵の解体をご依頼いただいた平糠の母屋を拝見させていただきました。







2017.12.04 10:25

わら工芸体験会

 先日入手した無農薬の稲藁で、藁工芸品作りの体験会を開催させていただきたいと思います。もう直ぐお正月なので、正月飾りやしめ縄など。本を見ながら皆でワイワイと楽しく造ってみませんか?念のため、実際にわらじ作りが出来る方にご指導をお願いしております。ただ、80歳超のご高齢の先生なので、現在お返事待ちではありました。万が一無理でも、本や好摩の大画面でユーチューブの藁細工を映写しながら、勉強しての取り組みでも大丈夫だと思います。折角稲わらが大量にあるので、是非ご参加を検討いただきたくお願い申し上げます。参加費無料と考えたのですが暖房燃料費として500円をお願いできれば幸いです。日時は16日10時からでお昼はご持参ください。暖かいお茶は提供致します。お問い合わせはホームページのお問い合わせをご利用いただければ幸いです。詳しくは090-1494-0832(澤口の携帯電話です。)まで連絡いただければお話とご相談させてください。

2017.12.03 11:41

鹿角道

 昨日は秋田県鹿角市で、改修工事のお打合せをさせていただきました。その帰り道は田山の大改修現場の前を通ったのですが、鹿角から田山ではアッツと云う間で、この雪景色です。冬以外の工事であれば、好摩から鹿角までなら、沿岸に向かうよりも時間的には近いのかもしれません・・・そうは云ってもやはり遠方の仕事だと職人さんが疲弊してしまうので悩ましくもあります。新築であれば丁寧にお断りしたかもしれませんが、築54年の痛んだ住まいに暮らすお袋さまの為に改修して快適に暮らせるようにしてあげたいとのお気持ちを聞くと心を動かされずにはおれません・・・我々建築に携わる者の責務さえ考えて止みませんでした。そうした事に思いを馳せていたこの道中の景色です。「キープ・オン・ゴーイング」の言葉が、何度も何度も頭の中を駆け巡ります。今は、日野原重明さんの本を読んでいました。

2017.12.02 09:24

赤松の梁

 昨日も赤松について触れましたが、写真は現在上棟して屋根葺き工事中の月が丘の新築現場です。この木組みを支えるのは、樹齢85年超の南部赤松です。盛岡市内を85年間水害から守ってくれた木が今後それ以上の年月を住まいを守り、色艶を増して住む人と共に育ちながら癒しの空間を醸成してくれるものと確信致します。見ての通り6mの長材が相当数組み込まれているのです。自社製材して桟積み自然乾燥させた太鼓梁なのです。上部荷重に対して育った姿のままに上荷重を押し上げて支えるかのごとくに曲がり部が上を向いているので誰の目にも丈夫で強いと想像できます。直材にしないで曲がりのままに津扱うので、構造計算上は梁成8寸で足りるところに10寸材があてがわれた形になっています。過剰設計ではなく、元々8寸必要な場合に8寸材を直材に製材すると、7寸6寸と小さくなってしまいます。曲がり材を直材に製材するのはとても不合理で折角の材の力を弱く細くしてしまうように思うのです。これで技術は本当に進歩しているのでしょうか?昔に比べるとヤング係数を測り計算で根拠付けが出来るまでになりながら、樹木を生かし自然と共存する術を手放してしまっているのではないかと懸念してしまいます。さて、その構造計算をこの現場の伏図を書いて墨付けした大和田に勉強させる時期になりましたね・・・笑!車椅子大工でも構造計算をして墨付け出来て木の扱いを知るとしたら素敵ですね!

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